こんにちは。
朝ブログをせっせと書いたあと、行方をくらましていた菅原です。午前中に
 
きょうから開幕した、「FOCUS」旧石井県令邸に行ってきました。
 

「FOCUS 澤谷由子 千葉幸子 森島久枝 展」

2020年10月19日(月)ー31日(土)

休館日25日(日)26日(月)

開催時間11:00ー16:00

 

 

 
今回は屋根裏までの展示になっていて、あいにく快晴ではなかったのですが、歴史的建造物の室内や階段の踊り場までさりげなく配された作品が光を多く入れる長い窓とそこから覗く蔦の紅葉とともに楽しめます。
 
展覧会というと壁や什器に沿ってあるく形ですが、ここの展示はストレッチ性があるというか、自分の体をつかって作品を楽しむ要素もある気がします。たった一点の 澤谷由子さんの作品には秋の草むらにある露をすべて集めたような趣がありました。

 

 

 
その後、やはり気になってミッドナイトスワン、2回目。
 
1回目はストーリーとバレエ、渚沙にフォーカスして見たのですが、今回はひとりひとり演技のタイプの違う役者さんをよくひとつの物語に織り上げたなあと思って、演技と肉体に注目しました。
やはりバレエダンサーとしての実力と演技初体験の一果役の服部樹咲さんと演技力抜群でバレエ経験もあるりん役の上野鈴華さんの絶妙なコントラストに心惹かれます。
一果は手脚が長く、顔がちいさくて舞台映えします。いっぽうりんはやや丸みを帯びた体型ながら、脚の長さは目を見張るものがあり、なんといっても表情が生き生きとして演技にメリハリがあります。足の裏に重大な怪我をしてバレエの道は絶たれたあと、学校の屋上で投げやりな感じで煙草を吸うときの虚無的な顔と、両親の知り合いの結婚パーティがはじまる直前に踊る、アレルキナーダの魅力たっぷりな可愛らしい表情。実際のバレエコンクールで踊っている一果のきゅっと張りつめた表情にこのコケティッシュな表情を加味したら無敵なのに、と思ったほどです。
またちょっと危険な撮影のアルバイトで、年上の男性たちにわがままな王女様のように命令口調であれこれ言うところも上手かった。わがままいっぱいの金持ちの娘、でも両親にも心を開いていない。
 
一果との、「一果はかわったね」「変わってないよ」
「バレエがうまくなった」「なってないよ」
「可愛くなった」「なってないよ」
 
という淡々としたやりとりを交わすシーンがなんともいえなかった。リアルで忘れられない場面。
 
一回だけ見て、ああよかったーと思っておこうとも思ったんだけど、二回目を観たらまたちがう感想になるじゃないかなとも思って見たわけですが、興奮してよかった!というのとはちがうけれど、一果のお母さんの苦しみにも少し目を向けられたし、前回はなぜここでキレるし、と思った一果の荒れる場面もわかった。
 
それにしても冒頭の4羽の白鳥、バレエの素養のないゲイたちのつまらんショーだ、みたいに酔客に絡まれる場面が後半にはあるわけですが、とはいえ、こんなに踊れるか?と思いました。やっぱり4人ともこの場面のために相当稽古を積んだのではないかしら。
(運動神経の悪い自分だったらたとえ若い頃でも1年かけても無理だと思った)
 
というような2時間ちょっとが過ぎて、息子を学校まで迎えに行く時間。
 
息子が薬が切れるというので小児科に連れていくためです。もうひとりで行って来られるんだけど、土曜日に行かなかったため、平日の授業が終わって帰宅してからだと間に合わないからです。
 
で、きょうはADHDのお薬を処方してくれる大先生が不在。若先生はまだ申請中でADHDのお薬は後日再来ということで、息子はコンサータはまだあるけど、夜の入眠をよくする抗不安薬がなくてその方が心配、ということでそちらを処方してもらいました。あとはかかとの皮膚がものすごく荒れて血が出ているくらいなので、ステロイドの塗り薬も。ここは皮膚科もあるので、アレルギー性皮膚炎も昔から見てもらっていたのでした。
 
という用事が片付き、自宅に帰って仕込みをして、ブログを書いていたらたちまち時間がすぎてもうこんな時間ですよ。
 
 
ではでは♪