小さなデザイン 駒形 克己展(2020年9月5日(土)~11月3日(火・祝) 
岩手県立美術館HP
 
岩手県立美術館でも他県の多くの美術館と同じように、
新型コロナウィルス感染拡大防止のため企画展開催の見合わせがありました。
(4月から予定されていた「ムーミン展」、つづく「Humman and Animal 土に吹き込まれた命展」)
 

この駒形克己展は5か月ぶりの企画展でした。

 

午前中、竹の子会写真展の打ち合わせで早めに美術館に入ったのですが、グランドギャラリーの垂れ幕に描かれた動物のシルエットが美術館の白い壁と天井からの光に映えて、

 

ここだけでも清々しく、楽しい気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

会場には初期のグラフィックデザイナーとしてCBSでつくっていた作品やシェクターグループでのタバコのパッケージの仕事(関係ないですが、タバコのパッケージには美しいものや歴史を感じさせるものが多く、非喫煙者の自分でもタバコに関するあれこれが消滅するのは惜しい気がするので、喫煙者迫害もたいがいにしてほしい)などから、
 
カードやカレンダーなどの新鮮なアイディアとデザインの仕事とつづき、
 
圧巻の絵本の仕事のコーナーへとつづきます。
 
絵本のコーナーは展示の仕方もうつくしかった。
絵本が物体としてもうつくしく、絵も紙質も折かたも、かたちも、ひとつひとつのおもしろさや楽しさを存分に見せたいという気合を感じた。
 
岩手県立美術館の展示室は高い天井と白い壁が特徴ですが、今回は展示の什器も白で統一されていて(このために作ったのかな)それがまたよかった。
 
最後に駒形克己さんの絵本を自由に読むことができるコーナーが大きく取られてあるのですが、そこの壁いちめんの動物たちのイラストとモビール、レイアウトが楽しかった。
ここのコーナーだけは撮影OKだったのですが、美術館内でスマホが鳴らないように、ロッカーに預けてきていた私はもちろん、撮れず笑。
 
あらかじめ撮影コーナーがあるよ的な案内があるといいなあ。といってもパチパチ撮る音が鳴り続ける展示室もどうよ、と思うのですが。
 
視聴覚資料が2点あって、1点は見なかったので、もう1回見に行こうと思っています。