こんにちは!
菅原です。
 
最近掃除が趣味になっちゃって、ついついゴミをまとめてばっかりいます。ほんとかよ笑。
 
ご紹介が遅くなったのですが、少し前にCygで開催された
 
 
で見て購入した「リアスの蝶(ドローイング)」、
 
会場ではアクリル板でとめられていて、その透明感のある展示もよかったのですが、
 
自分の性格を考えて額装することにしました。シルバーの額は彩画堂さんにミニアチュールzero展会場だったアネックス川徳のギャラリーで選んで、少し浮かせての額装にしていただきました。

 

 
何年前だったか、あるお片付け本のなかに、絵や写真、ポスターはただ壁に貼っておくのではなく、額装すると書いてあって、
 
これだ!
 
と思って、すべてではないのですが、フレームとマットを択んで額装すると第一保存状態がいいし、壁に画びょうで留めていたころとは全然ちがう…
 
といういいアドバイスのあるお片付け本だったのですが、
 
壁をかたづける、玄関をかたづける、リビングをかたづける、とだんだんレベルアップしていくあたりで中断してしまいました。ははは!
 
でも絵や写真をフレームに入れるという習慣は残ったので無駄じゃない。

 

 

 
苦手なひとは苦手だと思うので、探さなくていい。
 
「リアスの蝶」という作品(私の手元にあるのはドローイングなので)で蝶は鮮やかなグリーンの翅をもっているのですが、私の庭のきみどりはアゲハの子です。
 
ドローイングを見た時、これは蛹を坩堝にして、細胞を再編集して出てくる蝶の、そのドロドロのプロセスと、人の骨盤のイメージが重なった絵だ、と思いました。
 
蛹と骨盤はともになかで生まれてくるものを守り、育む場所というイメージで重なり、ただ育むというより、そのなかで窯変が行われる場所という感じもあります。
 
まあタイトルの「リアス」どこ行ったーって感じの解釈なんですが。
 

 

 

このきみどりは5齢幼虫で、このあとはもう脱皮はなくて蛹化して蝶になるだけなのですが、

 

この目玉っぽいデザインも凄いですが、このきみどりの体が蛹の中でどういうふうに細胞が組み替えられてアゲハ蝶になるのか、蛹を切ったらもちろんきみどりは死んじゃうのでやりませんが、

 

もしそんなことが可能なら、蛹の殻を透明にして、その中で起こっていることを見たいという気持ちはいつもあります。

 
いつのまにか卵を抜け出た小さな細い1齢幼虫が脱皮を繰り返し5齢幼虫になるまでの変化もおもしろく興味深いのですが、蛹を破ってでてくる蝶の背中は神秘ですらあります。
 
「リアスの蝶」のドローイングと制作されたものの間にあった蛹的なものを想像したりします。