こんにちは!

 

暑いですねー。きのう録画した『時をかける少女』を頭から見ています。

 

原田知世さんは67年生まれですから当時16歳だったんですね。薬師丸ひろ子さんの『探偵物語』との2本立てで米沢の映画館で見た記憶がありますが、

 

当時は2本立てなんてものがあったんですね。いまは2本立てがあったとしても続けて見られないと思いますが、当時は2本立てだったら好きな方を2回見る(映画館で6,7時間過ごすわけです)のは当然でした。

 

チケットを一回もぎったら、気が済むまで椅子に座っていていい時代だったんですよ。

 

私は当時も薬師丸ひろ子ちゃん推しだったので、当然、最初に『探偵物語』であいだに『時をかける少女』しめに『探偵物語』でしたが、、原田知世ちゃん推しの友人はもちろん、『時をかける少女』を2回のパターンでした。

 

当時は時間は無尽蔵にあって、永遠に自分たちは若いと思っていた気がします。もちろん、短大生なので当時はあった教職実習や司書実習や就職試験や前期後期試験とか、やることはあってヒマな時間はなかったのですが、

 

映画館に行って1つだけ見て帰るなんてお金がもったいない!という感覚は強烈にありましたね笑。

 

当時は知世ちゃんの魅力も尾美としのりのよさもわかってなかった…というか、当時は自分自身がまだ青春の中にいたので、

 

この映画をいまとはちがう意識で受け止めていた気がします。『探偵物語』にはそれはあまり感じない。

 

何年か前に広島に旅行に行ったときに、尾道にも立ち寄った。尾道から瀬戸田町の平山郁夫美術館にも行った。平山郁夫のファンというわけではないのだけれど、行ってよかった。

 

話がそれたけれど、若い頃見たときにはもっさりしているなあと思った尾美としのりのゴロちゃんがすごく魅力的で演技も自然で見惚れる。

 

たぶん違うんだろうけど、自分が美味しいという評判のパン屋さんに並んでいたところの通りに似ているところをふたりが歩いているシーンがあって、自分の中では、

 

あああそこにもいったなあ…

というのとにしておきます。確認しないでそうだったらいいいなをそうだった、と思うのがしあわせなのです。

 

知世ちゃんも50代になっているわけですが、少し前に「大人の休日倶楽部」のPR誌(でいいのでしょうか)のなかで、友達と金継の教室に通っていて、それが楽しいということを語っていたのが印象的だった(もちろん音楽活動や女優としてのしごとについて語っている方がスペース的には多いわけですが、自分にヒットしたのはそこだったわけで)。

 

知世ちゃんは『時をかける少女』のヒロインになんてぴったりだったんだろうと思う。ほかのひとの吉沢さんは考えられないくらい。

 

それにしてもあの日本人形が地震で飛びだすように出てくるところはいまとなってはどうしても山岸凉子の『わたしの人形はよい人形』(1986)を連想してやっぱり怖い。