わりに最近気づいたのですが、おなじgreenでも、山椒の嫩芽の独特の艶と黄緑色と、チューリップの葉の青みがかった緑、キャベツの黄色味がかったうすみどり色…みんな違いますよね。

 

 

ヒメオドリコソウの粉がかかったような艶のない緑色。

 

 

 
見切り品のユリ(アマリリスだったと思うけど)の球根もこんなに。
もっと離して植えればよかったかな。艶のある赤みがかった緑。

 

 

 

 

気温がもう少しあがったら、ここに向日葵を植えたい。
 
カンパーニュの壁と屋根の色は、元岩手銀行中の橋支店(現赤レンガ館)と東京駅のカラーリングがヒントになっております。
 
赤レンガ風の壁を背に背の高い花をここに植えるってなんでもっと早く思いつかなかったのかなー。問題は太陽の向きですけど、まあやってみる手。

 

 

おとなりの(道路を挟んで面している近さ)大学のネットからはみ出た草や花が好きで、時間があればよく観察しています。

 

 

さっき調べたら、このよくみかける花は「合田草」でした。
知人に合田さんがいるので、ちょっと楽しい。
別名ルナリア、ギンカソウ、ギンセンソウ。
花言葉はお金、怪物を追い払う。
 
いいねいいね、コロナも追い払ってほしい。

 

 

絶妙なところに生えている蒲公英とヒメオドリコソウ。

 

 

 
くねくねのびるチューリップの茎。

 

 

 
勿忘草、と思っていたけれど、
これはノハラムラサキ。ワスレナグサ属の栽培品種なんですって。
 
スマホのアプリで写真を撮ればその花の名前がわかる、というやつで手軽に名前を調べられて便利です。
 
西原理恵子さんのマンガで、『うつくしいのはら』という『PRUTO』によせて描かれた作品があるのですが、その中で、
 
貧しさから抜け出すためにシスターから勉強を習っていた女の子がやがて貧しいまま嫩い未婚の母になり、それでも新しい希望を息子に託し、いろんなものの名前を教える場面があります。
 
言葉ではこの物語のうつくしさや透明感は伝わらないのですが、「うつくしいのはら」というタイトルだけですでに西原さんの世界がひろがるようです。ためしに「美しい野原」としてみると、全然感興がわかない笑。
 
西原さんには『はれた日は学校をやすんで』という初期の作品もありますが、彼女の中で学校にいくことと、学ぶことはイコールじゃないことがわかります。学校は休んでもいいし、なんなら中退してもいい(実際に西原さんは高校を中退しています)。でも学ばなければお金を稼がなければ、手に職をつけなければ人間らしく生きてはいけない、と一貫して描き続けている気がします。
 
コロナはしずかなる第三次世界大戦ともいわれていますが、斃れる兵士になったとしても、つぎに生まれてくるためにひとつでも多くの言葉を覚えましょう、というあのうつくしいのはらの女の子の子守歌のような祈りのような言葉がひとつのヒントになる気がします。