短大時代の友人と文通していたとき(PCもメールもすでにあったけど)彼女がくれた
 
「いますぐに役に立たなくても、なんでもいつかは役に立つことがある」
という言葉がいまでも忘れられない。あと、「タイミング」という歌がすきなので、
調べて聞いてみて、とも言われたんです。それでこのタイトルが「タイミング」。
 
その頃私は無職でつぎの仕事のために公のパソコン教室に通っていたのだけれど、講習会で勧められて検定も受けたけど、べつに仕事ではなにも役立たなかった。
 
しかし、その後も無職になるたびにあれこれタダの講習会にかよったおかげで、数々のショートカットを身につけ、いまだに役立っているのは事実。
 
さっき、F4キーがまだ使えることを知った。いやー便利。
Ctrキー+Z でやり直しとか、Ctr+Pで出力とか、
いろんなコントロールキーは覚えてから30年以上経ってもまだ健在だったわ。もしかして、ショートカットキーだけは変わらないのかも。
 
パソコン教室でWordやExcelやパワーポイントやACCESSも勉強して、その後独学で資格を取ったけど、これも役に立たなかった。日商簿記2級も会社は建設業だったのであまり役に立たず。
 
でもいま役に立ってるもーん。
 
締め切りギリギリにやっと出してなにを言うかだけど、簿記についてまるっきり知らなかったら、「やよいの青色申告」ソフトだってできんかったかも。
 
店内のプライスカードを見る限りそうは思えん!というご批判はごもっともだけど、じつは私、POP検定3級も勉強したんです…マジで!当時販売職だったので少しは役に立つかなって。もちろん会社の助成金とかないんだけど、とにかく仕事はどんな仕事でも好きで一生懸命やるタイプなんです。まあうまくいかないことの方が多かったけどね。
 
このPOP検定の勉強の成果は少しはあって、担任を慌てさせるくらい美術剛腕(あまりに中学時代の美術が低評価だったため、高校で美術を選択するのを止められた実力の持ち主!)の私が、当時勤めていた眼鏡屋ではPOP作成を任されていたという…まあ事務も販売もディスプレイもなんでもやらされるわけです。
 
ディスプレイもあまりにセンスがないのでひそかに勉強していたんだけど、自分でもあきれるくらいセンスがなくて最後までダメだったわ。ダメだけど、2か月おきくらいに店頭のディスプレイを変えるのは私の担当だったので、へたくそながら楽しかったな。
 
そしてなぜか誰も私のセンスのなさはわかっていたと思うが、ほかのことではありえないほど批判的な先輩社員が多かったのに、ディスプレイについてはノーコメントだったのが謎。たぶん、めんどくさいからやりたくない仕事だっただけという気がするけど笑。
 
販売士2級を勉強したのでこれが簿記の理解の役にたったし、食生活アドバイザー2級は野菜ソムリエに共通する内容があったし、わりと資格って関連するところがあるから、大量の資格を持っている人がいるのは頷ける。
 
勉強だけしていた資格に秘書検定2,3級があるけど、これは『重役秘書リナ』を読むときに2倍楽しめたからいいや。優先順位とかタクシーに乗るときの順番とか上座とかいろいろ常識を覚えました…っていっても、その職場によっては常識を封印してそこのローカルルールに従う必要があるんだけどね。
 
「部長さん」は二重敬語ってもそこがそういう会社だったら「部長さん」だし、社内のものには敬語をつかわない、という常識も、「なぜ俺を呼び捨てにした」と怒鳴られたりもする(実話)。
 
いまは自分がルールなので、きもちよくのびのびと常識に従えてしあわせよ。
「一万円お預かりします」「千円のお返しです」と言えてうれしいわ。「一万円からお預かりします」「こちら千円のお返しになります」というのがローカルルールのお店に雇われたら厭でもそう言わざるを得ないわけで、そんなの気にしない、というほど大人じゃないので、きっと悩むと思う私は。
 
パンシェルジュ検定、なんて趣味っぽい資格だし、実際これで就職てできない資格だけど、
 
こないだ来た営業のひとと、シニフィアン・シニフィエの志賀シェフのことで話が盛り上がって喜んだ。パンシェルジュ検定合格者には志賀シェフの講習会の案内があって、当時は無職だったので参加したんです。
 
まあその程度ですけどね。
 
でもなにかを知っている方が知らなかったより、楽しい瞬間が増えるじゃ。その楽しい瞬間が増えれば生きてて楽しいじゃん。
 
という理由で私はひろく浅く勉強することが好きなんだと思う。
 
ではでは♪