高2の時に買って、すごく気に入って愛読していた本。
とは言ってもアボカドパックはそもそもアボカドを見たこともないし、メイクなんてその後数年はしなかったし、どこが気に入っていたかと言えば、
こういう直接美人トレに関係ないところですよ。
中野翠さんの『お洋服クロニクル』だったと思うけど、20代の頃ギャルズライフという雑誌の編集をしていて、とあってべつに「がんばらなくちゃ美人になれない」のタイトルは出していないんだが、あーあれだなと思った…「ギャルズライフ」も出ていなかったかな。読者の求めるものと自分があまりに離れていてというようなことだったかも。
それで閃いてあの中のアレとアレは中野翠さんが書いたんだろうと。
川野ジュネなんて名前は編集スタッフのどこにも出ていなかったしこれは中野翠さんのシャレでしょう。
処女作『ウテナさん祝電です』も解説が架空の女性文学研究者(しかも外国人)でした。
素敵にヒマをつぶしたくて、ギャルズライフの愛読者が神田の古本屋を歩いて「ゾッキ本」を買うだろうか。ないないない笑。
誰に向けて書いていたの中野さん。でもでもこの本のこういうなんでもありなところは、自分の気持ちの助けにはなっていたよ。
自分がたまに買っていたのは森茉莉の「ドッキリ・チャンネル」が載っているから週刊新潮で、早速谷内六郎の表紙を額に入れて喜んだなあ
当時は1週間で挫折していた私がフルを何回も走るとは!
その後野菜ソムリエの資格を取ろうとは!
当時このコーディネートのためのワードローブが眩しかったが相変わらず服は少ないしテキトーすぎる。今でもこういうワードローブと着回しみたいなページはあちこちにあるんだろうけど、
本誌のギャルズライフは黒いマスクにロンタイベイビーみたいな(あっ、パーマも)女子が登場しており、このムック本のコーディネートやコラムの洒落た感じはいったい…。
ギャルズライフ、いろいろ謎だ。