こんにちは!

あしたから仕事なので今日見なきゃ!とやって来ました映画館通り。

「カツベン!」すごく良かったです。


この映画館通りに来たのも3ヶ月ぶりくらいじゃないかしら。いやー映画楽しい。


午前十時の映画祭で見た「ニュー・シネマ・パラダイス」やチャップリンや

「Shall We ダンス?」「シコふんじゃった。」などなど、いろんな映画の面影が過ぎるような賑やかで懐かしくて哀愁もある映画だった。淀川長治さんがご覧になったらなんておっしゃるかなあ。

主人公の染谷を演じた成田凌さんの甘さのある清々しさも良かったけれど、

断然映写技師の浜本を演じた成河さんが光ってたなあ(個人の感想です)。

主人公は騙されてとは言え悪事の片棒を担いでいたので、ずっと刑事に追われているんだけど、銭形警部とルパンみたいで、でもこの刑事さんは活動好きで、最後に名画の中にありそうな憎い台詞を染谷にかけるんですよ。

潰れそうな青木館は昔は芝居小屋だったということで歌舞伎の幕がかけられていて、福島県福島市にある、旧廣瀬座で撮られたそうです。秋田県小坂町の「康楽館」の作りと同じ!って
明治からある芝居小屋だから?




旧廣瀬座、福島県福島市といえば偶然ですが、
去年暮れに盛岡劇場であった、


で取り上げられた作品が2016年に上演された小屋でした。なんという巡り合わせでしょう。

友達と明治の芝居小屋について話したばかりでもあったので、運命を感じる…。

120◯EN(げきだんひゃくにじゅうえん)
「思わざらまし六つの花」は2016年10月に福島市にある旧廣瀬座で上演され、

2020年秋にふたたび旧廣瀬座で上演予定だそうです。これも何かの縁なので、映画のロケ地巡礼を兼ねてたぶん美術館巡りと飯坂温泉も加えて参上したいです。


「カツベン!」は明治の芝居小屋から映画館になったという青木館でしたが、

関東大震災後ということですから大正から昭和に変わるあたりで、モダンガールの象徴の断髪の令嬢琴江(井上真央)のファッションにも注目してしまいます。






お向かいの中劇で見た午前十時の映画祭、もうじき終わるんですって。おかげで見られた名作が多々あってよかった。


映画も1本観ると続けてあれこれ見たくなるもので、

「マシューボーンの白鳥の湖」、「リトル・ダンサー」(原題のビリー・エリオットの方がいいと思うけど)の最後のグラン・ジュテよかったなー、見たいなーと思うならなぜ4日5日と用事もなかったのに見なかったのか。

今年は映画を見よう。新年の誓いでした。