水曜日のダウンタウンでわたし的に一番がんばったのは24時間テレビに出た食べ物は全部食べる生活ですが、


人に感心されるのはウシさん対決で10.5リットルの生乳を飲んだこと。しかも10.5リットルよりただ単に搾りたての牛乳を飲んでお腹を壊さないのってことばっかり言われる…大食い能力は全然認めてもらえてないよ笑!


コンビニの冷たい牛乳より体温ダイレクトの牛乳の方が胃に優しいに決まってんじゃん!といっても誰でも10リットル飲めるわけじゃないけどね。


さて、現在もっとも褒められるのは漢字です(大食い力じゃなくて。けっこう食べたんですけど実は)。


カラオケで4時間遊んだ友人にも、


あんなに漢字が書けるとは思わなかったと感心されたので、すっかりいい気になり、


難しそーな漢字に出会うと3回書いて覚えるようになりました。


きのうは村山槐多の好きだった美少年の名前が澯(きよし)くんというので憶えた。長谷川潾二郎とか内田百閒とか、名前の漢字は覚えるのが好きです。


絶対クイズには出ない知識だけど笑。


50過ぎても褒められるとこうよ。


小学校時代はまったく褒められなかったどころか、悪い例はこうです的な晒し者にされていたくらいなのでいまでも当時の担任◯ねですもちろんです。


中学の国語は好きだったんだけど(厳しくて怖い先生だったけど私にはその先生の国語で初めて国語っておもしろいと思った)、相変わらず漢字はダメだった。でも尊敬するまこと先生(佐藤先生は他にもいたのでというほかにあまりに厳しい先生なので、怖さを緩和する狙いでみんなまこと先生と呼んでいた。陰で。どんなに頑張ってもへんなあだ名なんかつけるのも怖い先生だったのだ)がある日、



どんな漢字だって3回書けば覚えられる


と断言してもちろんクラスに静かなええーっという漣はたったが、声に出してええーっというと怒る先生なので、ほかの教科の時にように小テストやります、ええーっ! 期末試験の範囲をいいます、ええーっ!という私が憎んでいたおきまりの騒ぎはなかった。


でももちろん授業が終わってからあちこちで3回では覚えられないよなー!という反論は巻き起こったのだが。


しかし3回書けば覚えられるという言葉は40年経ってもコーランばりに繰り返している。覚えられないけどね!


自分が漢字を書けるようになったのは森茉莉の文章が好きで、

牛酪や揶揄う、胡桃、薔薇、壜、嫩い、などという漢字を覚えようとしたあたりから書ける字が増えていったと思っていましたが、中2、3で田辺聖子さんに影響されて吉屋信子の少女小説を読んで、自分も少女小説を書こうとか思ったあたりからかも…。


西條八十のお嬢さんが嫩子と書いてふたばこさんなんですが西條八十も少女小説を書いていて、もちろん図書室から借りて読んだ。というあたりからだんだんかなー。


少女小説は難しくけっきょく全然書けないのだが、設定で美少女の名前を考えたり、記憶喪失でなぜか住み込みの看護婦として働くことになった病院の先生や嫉妬に狂う看護婦の名前とか彷徨う町のアレコレとか、書くだけでも漢字力は上がっていたと思う。記憶喪失の設定が多かったのは自分が記憶力パーだからだといま気づいた笑。


しかし漢字は書けば確実に憶えられるが、設定を書く時にやたら美少女の顔を描きまくっていたのに、絵はずっと下手で美術は鉄板の2だった。体育でさえ水泳でクラス対抗の選手になった学期は4だったのに。


ということで美術は体育よりさらに努力丸無視の教科だった。でも小学校時代さんざん悪い例として晒し者にされた体育と違って、美術には悪い例は少なくともなかった。


体育にはフォームがあるけど、

美術には正確なデッサンはあっても正しい個性はないからかなあ。


もし褒められれば変わるなら、

もし美術で褒められていたらどうだったんだろうなあ。


自分の息子は保育園から一貫してそっちのジャンルでは褒めちぎられてきているので、そりゃあこんだけ褒められれば上手くもなるよ!と言いたい。


みんながみんな、画家になったり金メダルのスプリンターになるわけじゃあるまいし、


学校の先生にはそうは思えないときでも、


まずは褒めるスキルをつけてちょーだい!と声を大にして言いたい。貶すなんて誰だってできるんだから。



そして貶されてばっかりで惨めな気持ちにさせられている子どもには、

あなたはビタイチ悪くないと言いたいです!


ではでは♡