きのうは岩手県立美術館「ホキ美術館展」関連イベント、「 開催記念講演会2「写実絵画の魅力」に参加してきました。


私は美術館共の会ボランティア解説グループに所属していて、来月の解説希望を入れるために美術館のイベントとバッティングしないようにウェヴサイトを見るのですが、定員120名の講座に運よく気づいてフォームから申し込んでいました。ラッキー!


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 開催記念講演会2「写実絵画の魅力」

201983日(土) 14:0015:30

場所

ホール

詳細

出品作家である島村氏に、「ホキ美術館展」に関連して、ご自身の作品や写実絵画の魅力についてスクリーン映写の画像を見ながらお話していただきます。

講 師:島村信之 

聞き手:安田茂美 氏[ホキ美術館広報担当・元東京藝術大学客員教授]

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お客様が思いのほか多くたくさんパンを買っていただいて(ありがたいことです!)、開演時間に遅れたのですが、電話で確認があり遅れてからの参加もお陰でスムーズに入れました。



お話を聞いてすっかり好きになってしまったので、サイン会が始まってから美術館のグッズショップに走って画集を買ってサインしてもらいました。


美人画が好きなので女性像ももちろんいいのですが、島村信之さんの描く甲殻類(ロブスター)とか甲虫、貝殻がツボでした。

お話の中でガンダムが好きで画家になっていなかったらロボットを描くデザイナーになっていたかもしれないという言葉があり、

おおおおと一人感動していた私です。サインの時に、自分も60年代生まれでガンダムのお話が出て喜びました、とお話したらさらに特撮物がお好きだったと聞いて喜ぶ。

画集の年譜に中学時代は器械体操、高校では陸上部とあってすごく納得してしまったです。私は運動が苦手なのですが、運動神経と横たわった女性像の手の位置をどうするかとか、クワガタと甲虫の標本の展脚(展翅は知っていたけど展脚は知らなかった)への審美的な好みはリンクするんじゃないかと。

絵は全然描けない人間ですが、その嗜好わかる〜と。

島村さんのお話の中で印象に残ったのは「挑戦」という言葉でした。

話している時のイキイキした表情や目のかがやきにスポーツセンス抜群でロボットが好きで昆虫採集も好きな少年が彷彿するようでした。

写実絵画について、自分は絵に演出を加えるから(写実絵画)だと思っている、とおっしゃったことも興味深く、現役の画家の方から直接お話を聞くのは極めてヴィヴィットで刻まれる体験だなあと感じました。

 ホキ美術館展もですが、ホキ美術館を訪れて島村さんのクワガタと甲虫の絵を見たいと思っています。