言ってみたいセリフ。
「私を誰だと思ってるの」
ハハハハハ!思いっきり高慢ちきに言ってみたい。「きらきらひかる」の月山(松雪泰子)、よかったなあ。
「マジっすか」
言えない絶対。言える人は気軽に言えるんだろうけど私には無理だ。「すか」が無理。しかしケラケラ笑いながら言ってやりたい場面はあった。
「名を名乗れ」
基本フリーダイヤルには出ないしすぐ着信拒否設定するので、最近はそういう場面がないのだがペラペラ一方的に話しかける営業電話にはまず言いたい。名を名乗れ。
「君の汗が好きだッ!」
小池一夫さんの傑作(と思う)「マッチョテイスト」の主人公灯がかっちょいいポーズ付きで言うんです。マッチョは可愛いとかきれいだとか言われない、こう言わせたら本物さ、って。
あまりにおかしくて笑い転げたので、一回転して本気で誰かに言ってみたい。
セリフじゃないが、私はスクエアなところがあって、人をニックネームで呼ぶのが苦手です。ナッキーとかユーミンとかほむほむとか、とにかくニックネームで呼べない。小学校の一時期なぜか調子に乗っていたことがあり、ついあるクラスメイトをニックネームで呼んだら(アッキーとかサーシャとか、全然嫌なあだ名とかじゃないはず)、
ものすごく迷惑そうに、なんでまだ同じクラスになって間もないのに狎れなれしい、みたいなことを言われきもちが冷えてしまい、以後調子に乗らなくなった以上のものがあり私は誰が相手でももう油断しなくなった。
ニックネーム呼びをしているクラスメイトたちは、今で言うクラス内カースト上位者であって、「アッキー」(仮名)は友達も少なく教師からも白い目でみられがちな私にまさかのマウントを取られたようで不快だったのだと分析している。
今後機会があって、どこか誰も私を知らないところに行ってイチから人間関係を作るみたいなことがあったらやってみたいなニックネーム呼び。私のことはニーナって呼んでね。全然本名に関係ないけど(笑)。
あばよ
研ナオコがマニッシュな格好で歌っていたころ、
笑ってあばよと気取ってみるさ
と言う歌詞が気に入っていた。作詞作曲中島みゆきには気付かず、中2、3の頃は研ナオコのカッコよさが好きだった。
しかし「あばよ」って、言えんですよ。だいたいみゆきさんの歌の言葉はレトロな香りがあって、「お伽話」と言うフレーズを薬師丸ひろ子があの澄んだ声で歌ってもこれ絶対みゆきさんだがねと見抜けるくらい独特だ。
まあそれはいい。
あばよ、に匹敵するのは沢田研二(阿久悠作詞)の
勝手にしやがれ
くらい。
あばよと気取ったり、
勝手にしやがれと寝たふりをしたり、
私の人生には出てこない場面である。
天才ですから
「スラムダンク」の花道くんのこのセリフが好きだった。
しかし幼少からいまに至るまで、気が弱く妄想癖が強いタイプなので、現実にはカッコいいことは言えず、カッコいい主人公たちに憧れているのが関の山なのであった。
ハハハハハ!