先日、岩手県写真連盟展に出かけた時に(私も出品していたので)、何年くらい出しているんですか?と聞かれて、

「3回目ですね」と答えて自分でもちょっと驚く。

写真クラブ竹の子会は7年目、

美術館ボランティアの解説グループも8年目(勉強期間があったので解説自体は7年目)

きょうも元気に行ってきたカーブスも8年目。

NOTE読書部は8年目(東北六魂祭が盛岡であった年に入部したと思う)、

盛岡演劇鑑賞会は7年目(文学座「くにこ」から入ったので2013年2月に入会したんだと思う)。

東日本大震災と引っ越しが重なったのは偶然だったんだけど、

引っ越して1年くらいは震災のあとしばらくしてやってきたハイテンションのあとのうつ的落ち込み(母の遺伝のミトコンドリア脳症を発症したと思って2ヶ月くらいおかしかった)

から抜け出したあとの2012〜2013年はとにかく手当たり次第やりたかったことをやったろうじゃんという構えだった。

いちばん最初にマラソン。

これはやりたかったわけじゃなくて、うつ的状況に嫌気がさして、

2012年1月4日から修行みたいに20時就寝、3時起床という生活を自分に課したら、

朝が暇すぎることに気づいて最初は高松の池の周りを白鳥たちを見ながら1時間くらい歩いて、

1ヶ月したら走りたくなって走り、

2月からは朝ランが習慣になり、10kmの大会〜ハーフを経て、初フルの東京マラソン2013完走、という流れで。

この初フルは調子に乗ってハーフまで飛ばして35kmからゴールまで痛みとの戦いでした。でもマラソン(マラソンと言ったらフルのことですよ)をやった時期があったおかげで、いま「いだてん」をものすごく楽しんでいる。

美術館の解説ボランティアは基本、本人のやる気次第というところがあって、研修や勉強会はあっても、進級テストみたいなものがあるわけじゃないです。

本人がよっしゃあ、十分勉強したと思うのでお客様の前に立って解説したいです!となればデビュー。あとは毎月の希望日を出すだけです。この自由な雰囲気が私のような少しでも縛られることが苦手な人間にはあっていたのかも。

ど素人ながら、この解説ボランティアを始めてから前より見る美術展に幅が出ました。岩手県立美術館の常設展示の解説なので、

萬鐵五郎
松本竣介
舟越保武

の3人から勉強して、だんだんそのほかのコレクション作家についても勉強していくわけですが、

最初に萬鐵五郎について勉強したことから明治〜大正期の日本の洋画について、よく見るようになったなあと。勉強するといままでスルーを決めていた作家もちょっとした知人くらいになって、あ、○○さん、こんにちは!という感じで、

一つの美術展を見る時間が長くなっていくんですが、フルに楽しめるようになったとポジティブに考えましょう。

ちなみに萬鐵五郎(1885-1927)は、箱根駅伝の始まったあたりに茅ヶ崎(コース上!)に転居しているので、大学生たちの走る姿を間近で見たことがあるのでは〜と妄想中。

というようにいろんなことを重ね合わせて、妄想も絢爛になっております。

写真クラブに入ったのは、誘われてですが、自分が撮るパン写真を上達させたいと思ったのがきっかけです。

その時はパン屋になるとは思っていなかったのですが。

萬鐵五郎も松本竣介も十代からカメラに親しんでいたので、これも解説に役立つ知識…とまではいかないんですが、きっとなにかにはなっていると思います。

マラソンにはまっていたのは2012年〜2015年ですが、東京大阪神戸下関(海響)北海道高知に出て、北海道はリタイアしたわけですが、そのリタイアも含めていい思い出になっています。ハーフはいちばん好きだったのでもっと本数が多いです。ハーフは走り終わってから余裕で観光に繰り出せるところが気楽だし10kmほどスピードを要求されないし、私にはあっていたと思います。

ハーフ(マラソンも)ー美術館ー温泉という組み合わせでどんだけ特異なツアーを組んだか。

2011年4月から2016年5月(カンパーニュの見積もり依頼した)まで、5年間、

お金も時間も使ったなあと思う。

すべてが学びで遊びだった。マラソンでほんとうにあちこち歩いた。47都道府県クリアは2008年から意識していたミッションだけど、この時期にかなり足跡をつけた。


私の人生にそれまで足りなかったことを、もういつ人生にサヨナラされてもいいや!というヤケクソ半分で開き直って走った期間だったなあ〜ってカッコつけすぎ(笑)。

人生にサヨナラされると思っていたら、いつの間にか人生がもっと長生きさせてやんよ!と手のひらを返してきたので、

いやべつにいいです、

と言いたいが「じょうぶなタイヤ」的爆走からエンジンに負担をかけないエコモードでこの先も自分というビークル(vehicle)をころがしていこうと思います。

ではでは♪