計画を立てるのが好きになったのは中学からだった。小学校までの自分とは変わるんだ!と漠然と思っていたところへ定期テスト前の勉強計画を立てようという、特活。特別活動という時間があったんですよ。

その時間で、中間テスト前2週間だったか10日間の勉強予定表を作らせられたんですね。

これがすごく楽しかった!

実行できるかどうかは置いといて、時間を割り振っていくのがただ単純におもしろいと感じたんですね。

綺麗に色分けした円グラフと帯グラフ。

いまだったらデジタルツールでいくらでも見栄えのいいスケジュールが作れるんだろうけど、私と同じ性癖の友人と2人で、ひたすら計画表をカラフルに色ぬりした土曜の午後(笑)。


さすがにこの2人で勉強すると非能率すぎると気付いて次第に勉強会は開催されなくなったのですが、

小学校までははっきり言ってクソみたいな成績だった私が、中学になったら計画を立てるのが楽しい、

という本末転倒な理由でだんだん、でもなくいきなり成績が上がったです。私の立てる計画は実行できる余地はあまりない、計画を立てることが目的化している感じだったのですが、

その通り実行できたら満点取れるんじゃね?という過酷なスケジュールを貼って、脱線しながらでも勉強するのが楽しいというか…。

そこからありとあらゆる計画表を作って楽しんできました。

夏休み100冊読破計画

これは中学の道徳で読んだ物語に影響されたんですね。岩手県の中高生の夏休みは30日切るくらいなんですが、そこで100冊。だいたい60冊台で挫折していました(笑)。

ダイエット計画

これもそもそも、理想が高いというより馬鹿で、なぜか松本零士の描く女性の体型が理想だった。骨格からして無理だろうが。だいたいいつも3ヶ月で20kg痩せる計画。1週間に1.5kgずつ痩せれば大丈夫。大丈夫じゃないです。


資格取得計画

中学では変身に失敗し相変わらずのグズキャラで終わったので、高校では絶対変わってやる、と思ってなぜかいろんな通信教育を始めたんです。当時はこの資格でアルバイト月に3、4万円が稼げるとか射幸心を煽るようなコピーが多かった。

ということで、資格取得の暁には月に10万円のお小遣いがある自分、

いや本気でしたから。

身長170cm(高3まで期待していたが166cmで終わってしまった。その後30半ばで2cm伸びた)45kg(痩せすぎやろ!私は女海賊エメラルダスになりたかっただけです無理それ)。
高校生でありながら、イラストやレタリングの仕事で月10万円を稼ぎ、しかも成績上位…。


現実からの乖離すごすぎ。

なんだが、なにも持てない人間というのは逆に希望的観測で人生がバラ色なんですね。今の私からしたら想像もつかないが、上記の妄想をしている自分はすごくいい笑顔だったんじゃないか。


というような現実離れした妄想と自分にかかる虹の橋、それがカラフルな計画表だったわけです。いやあ計画を立てるって楽しいですね。


50過ぎてからは予定は立てるけど、計画はあんまりつくらない。実行したことだけを手帖に記す、のも億劫で忘れちゃったり。

やらなければならないことがあったら大きなことからやって、スキマに小さなことを入れる。計画を立てて妄想を楽しんでいた自分もあれはあれで可愛げがあって好きだ。いやーバカだったなー。

きょうスキマ時間にやったこと。

息子の小児科予約
メール
来月の予定確認
レシート整理
洗濯機の脱水まで終わったものを息子に干すよう言う

スキマ時間のこまごまが多いとなぜか充実した気持ちになれるのでお得です。

ではでは♡