土曜の夜からお出かけしたわけですが、クルマに乗り込む息子にクスリ大丈夫?と聞いたら、


大丈夫!

と。

まあ昨日もコートのポケットに入れておきなさいと2、3回言ってるし、さすがに忘れていないだろう、

と思ったんですが、アクセルを踏もうとしてやっぱり気になり、

ほんとうに大丈夫? 待ってるから取って来なさい、
と声をかけたら、

ありがてえ、と自宅へ…やっぱり大丈夫じゃなかったじゃん。

息子の「大丈夫」は全然大丈夫じゃないんである。発達障害というといろんな病気と混同されがちだが、ADHDが優勢のいろいろです。ADHDもいろんなタイプがあり、個人差も意外に大きい。

本人の性格というものもあるので、一月いうことはできない。

とは思うんですが、私の勘では発達障害の子どもは人に怒られることに過敏だ。見捨てられたくないらしい。

大丈夫、と言い張る時は、

大丈夫じゃない僕に気づいて!

と心の中で叫んでいる、ように思う。

昔はこの面倒なサインに気づかず、


だって大丈夫だって言ってたじゃない!なんでそんな嘘つくの!

と激怒の連続だった。私も私で、人の言うことをそのまま受け取るタイプの発達障害なんだと思う。そこは息子の方が賢く、社交辞令を真に受けたりしない(意外にも)。

息子が自分から大丈夫じゃないので助けてください、と言うこともあるが、

たいてい、

手遅れ

になってから言うんだよなあ…。