1/3からスタートした「ますむらひろし展ーアタゴオルと北斎と賢治とー」(〜2/17)を見に、岩手県立美術館へ行ってきました。

学芸員の方のギャラリートークが14時からなので、先に少し見てからギャラリートークに参加しよう、と計画的に…しかし予想外のボリュームで、「ますむらひろし総覧展」の趣でした。

盛岡市民でよかった。3回は通ってみる所存です。すみだ北斎美術館の「ますむらひろし展」も見て予習していたんですが、

第1章アタゴオル前夜の豪華さったら。

「少年ジャンプ」で手塚賞準入選作となった「霧にむせぶ夜」の原稿と掲載誌のマンガと受賞者が載っているグラビアページの展示、

(ちなみに入賞なしでおなじく準入選になったのが高橋よしひろ先生と知って喜ぶ)

デザイン学院の学生時代のベン・シャーン風の自画像や昆虫の標本箱を描いた「ヒョウホンバコカラノダッシュツ」の緻密な絵は、手塚治虫展で見た昆虫や蝶の絵を思い出させられたりする。

第2章アタゴオルの世界、第3章アタゴオル×北斎、第4章宮沢賢治の童話とともに、とすすみ、

第5章広がるますむらの世界では、

アタゴオル×ゴッホの絵やサッカーの応援旗、愛用のスーツケース、上々颱風や筋肉少女帯のCDジャケットやグッズ、秋田県西馬音内盆踊りのために作ったヒデヨシ浴衣…ここも楽しい展示だった、


ってまだ展示はつづき、企画室のすぐ近くにあるアートスペースではインタビュー映像が流れ、刊行された作品の展示や読書コーナーもあるのでした。

2Fのライブラリーではますむらひろしさんの本が展示され、自由に読めるようにもなっていて、ますむらさんが影響を受けた横尾忠則さんの図録や若い頃のますむむらさんがファンでもあり、カバーも手がけた松本隆さんの『微熱少年』も展示されていました(もちろん読んでもいいのですが)。





この企画展の展示目録もよかった。図録はすみだ北斎美術館で買ったのですが、


この本物(というのもおかしいが)の「本展に寄せて 作家からのメッセージ」は会場に入ってすぐ展示されているのですが、出品目録に印刷されてあることに感激してしまった。


この目録は保存用にしようと思いました。


アタゴオル×北斎の章では、北斎(画像のパネルや複製ですが)とアタゴオルの世界が並んで展示され、贅沢なことに1点ごとにますむらさんの解説パネルも展示されています。

この解説は北斎に対する畏敬とどういうふうにこの絵の世界をまとめたか、というにとどまらず北斎からセザンヌやピカソが展開したり、北斎の彫師に考察が及んだり、この文章自体がひとつの作品であり、自身によるますむらひろしの世界の解説のような気がしました。


フォトスポットにはヒデヨシのマントやマラカスもあり、楽しい写真が撮れそうなのですが、またあしたも美術館へ行く予定なのでその時に…。

いつもは美術館に行っても企画展に関連したライブラリーの本を読む余裕がないんだけど、きょうは展覧会の原画に関連した本を読むことができてよかった…また行こう。

ではでは♪