おはようございます。

天照御祖神社で頂いた干支の絵馬です。白いウリ坊が可愛い。


図録を私はよく買う方ですが、買ってすぐはあまり読まない。少し寝かせてから、展覧会とその当時の自分や周りのことを思い出しながら頁をめくることが多い気がします。

余談ですが、私はこの12年息子とふたり暮らしで、ああ干支ひとまわりしたなあと思います。その間にあったいろいろのことも、買った本やマンガがアルバムというか…。

この子どもたちの写真は、二〇一一年五月四日付日本経済新聞朝刊の写真特集「夢と希望あるよ」よりのもので、『若冲が来てくれました プライスコレクション 江戸絵画の美と生命』の図録見返しなのですが、

この展覧会は2013年でしたから、図録を買ったのは6年前です。プライスさんと悦子さんのサインは4/13/13の日付があります。




東日本大震災復興支援として開催された企画だったので、子どもたちが笑顔になるような見せ方ややさしい言葉の章立てだったことも思い出します。

「花も木も動物もみんな生きている」というタイトルで展示されていた 鳥獣花木図屏風 をはじめとして、動物の絵もずいぶん多く、楽しく和む時間でした。

仙台(仙台市博物館)、岩手(岩手県立美術館)、福島(福島県立美術館)の三会場を巡回したのですが、

最後の福島会場で 鳥獣花木図屏風 を、ほかのお客様に混じってじっと見つめているプライスさんの姿を見て(特にイベントなどのある日ではなく、周りの人たちもザワザワしたりしていなかった)、

きょうはプライスさんのこの姿を見るためにここに来たんだな、と思った、ことも思い出しました。

全然話は違うのですが、映画「日々是好日」の中で、戌年の初釜で仔犬の茶碗を出してつかうことに、まだ二十歳そこそこの主人公といとこのふたりがじゃあ12年に1度しか遣わないってこと?ところころ笑う場面があり、

昔は干支のひとまわりが果てしないことに思えていたなあと思います。干支の置物を毎年買って全部揃えることを、気の長い話だと思っていたのですが、なんならこれからは干支の絵馬を揃える方向で、と思ったりもする。きっと2007年から2019年までの12年以上にあっという間だと思う。

ではきょうもよい一日を♪