おはようございます。
画像は数日前の雪の日に撮った烏瓜です。

2018年の歳神様がお帰りになって、2019年の歳神様にバトンタッチする日になりました。

私の実家は祖父が新しいモノ好きだったからか、行事に無頓着でした。

結婚したら、相手の実家はお盆に迎え火送り火、お正月には歳神様をお迎えするしつらえをして、お彼岸にもなにかあったな。でもすっかり忘れちゃった。

祖父とはまるで気が合わなかったというか、祖父は祖母以外の誰とも仲良くする気はない、という気力で満ち満ちている…言っても分かりにくいですが。

すぐ手をあげるし暴言もひどいし、関わりたくない人物だったのですが、なぜか夕方に仕事の日誌を書くときだけはふつうの声で、わからない漢字を私に聞いていました。

私は漢字が苦手だったのですが、祖父は漢字自体は知っているけどどちらの漢字を遣うかがわからないだけなので、答えられないことはなかった。



いまでも私は声の大きい人や70代以降の老人が怖いが、それは祖父に植え付けられた恐怖心だと思う、ってくらい怖い存在だった。

80代以降はほどよくボケてきて、いつも機嫌よく、だんだん背が縮み、93で老衰としか言えない感じで亡くなった。献体を希望していたので、2年後、お骨が戻ってきてから火葬抜きの規模の小さい葬式をした。父の家族葬と参加人数は同じくらい。

1月生まれだったせいか、寒さに強く、冬でもオートバイで現場に通っていたことも思い出しました。大みそかになると、なぜか実家の人々を思い出してキリがありません。

ではよいお年越しを。