午後2時半から6時ごろまでいろいろご用事。

 

両替振込記帳(振込すると自動的に記帳もされるんだけど)。

 

盛岡演劇鑑賞会 水曜日の例会「蜜柑とユウウツ 茨木のり子異聞」の座席シール受け取り。なかなか行けないので、来年の会費半年分まとめて払う。今年は2回、疲れていて行けなかったのだが、来年はせめて息子だけでも送り出す構え。

 

市役所。息子の障害者手帳(ADHDも手帳がもらえます。知らない人がまだまだいるような気がするので時々言い続けよう)更新手続き。先週病院から手続き用の診断書が送られてきたので、今日行こうかと。

その折、収入が少しあがったら廃止された母子家庭医療費に代わる、精神障害者保健福祉手帳をもっているひと用医療費補助制度 自立支援医療について教えていただく。お薬は高いので大変たすかりますということで手続きする。証明カード(かな?)は4カ月くらいかかるけど、手続きの控えできょうから医療費負担が1割になるんですって。うれしい。今月まだ病院に行っていなくてよかった。

 

その後大幅に遅れて三者面談…すべて私の時間の読めなさが悪いんです。成績は相変わらず優秀。体育最低。体育はまるっきり私に似たようで申し訳ない。進路や就職、クラスメートとの関係などに話が及んで息子がめっきり口数が少なくなり、早くおうち帰りたい状態になる。

4歳からほかに取り柄がないからだが、保育園でも小中学校でも親もつられて、慶くんには美術のものづくりの才能がある、平面から立体を起こす手腕はたいしたものだ、と励ますつもりもあって褒めたたえてきたのだが、それが裏目に出た気がする。息子はいま思いっきり梯子を外されて悲しんでいる。でも現実を教えないとな…。お前の夢は夢として、なんでもいいから仕事をして、趣味で夢を楽しめばいい。っていきなり割り切れるはずないよなあ。ひとを励ますのも、夢を持たせるのも時として残酷って話。息子は設計の仕事をしたい、進学したいと口走ったのだが、それがどれだけ真摯な希望だったかはわからない。

 

私の弟は高専の機械科をほどよく優秀な成績で出たが(私の弟だが私に似ずできがよかったのだ)、残念だがそういうコースを歩いていない。でもうまくコースに乗れなくても設計の仕事をしたいという高校生ならある程度数学ができないとダメなんじゃないかな…。てか息子の才能はそっちじゃないと思う。

 

 

しかし私も自分のあまりの残酷さにほとほと厭になり、帰宅してもちょっと落ち込んでいました。

 

パンの仕込みをしたり、片付けをしながら考えたことは、息子の障害は確かにハンディだが、なにか彼のいいところが役に立つような仕事、仕事がなかったらボランティアでも趣味でもいいから、好きなことが楽しめるような生活ができるといい、ということで、

 

そのためにも定収入は大事だと思う。

 

パン屋は息子には適性がないのでおススメしたくない(笑)。私はパン屋のしごとがすきだけど、すきじゃなかったら重労働だし長時間労働だし、条件だけ考えたらいいところはないかもしれない。大変だけど報われる瞬間があるとか、自分の成長が確かめられるとか、誰かの役に立っている実感があるとか、そういうことでなんとかかんとか。

 

ゆっくり成長する息子を暖かく見守ってきたのだが、成長する速度がゆっくりでもなんでも、税金を払う年齢も、就職する年齢もそんなにゆっくり待ってはくれないのだった。ふはっ!