宮城県美術館に入るやいなやショップで図録と関連書籍をまず買ってホッとした私です。ずいぶん前ですが、会期半ばで図録完売という美術展があったですよ。戦後日本美術についての展覧会だった。きょうは最終日だったのでもうないかなーと危惧していました。
少し前に見逃した上に図録を通販で買うのも出遅れた生頼範義展を思い出すとかなしい。
そんなかなしみを乗り越えて図録ゲット。買ってから後悔すればいい。買わなかった後悔は引きずるが買っちゃった後悔はいずれ忘れるが信条。
大物を買ってホッとしたのでこんなパン柄グッズが目に入り購入したわけです。ふすま地とあったんですが、パン柄のふすまって、どこで使われるんだろう?
パン柄カバーにとって理想の文庫本はやっぱりパンについての本とか食についてのエッセイとか…と思うが手近にはなかったので、これ。
『職業としての小説家』。
いつの間にこんな本がと思ったら息子だった。私は村上春樹はずいぶん読んでいない。私の実家には『ノルウェイの森』をはじめ、村上春樹の作品がけっこあったけれどエッセイ以外は弟が買って読んだやつらしい。
「パン屋再襲撃」(カバーは佐々木マキなのも素晴らしい)とか「羊男のクリスマス」(絵本で佐々木マキでこれもいい)があったらいいんだがなー。
と思ってパラパラめくったら、学生結婚してジャズ喫茶をはじめた頃の主にお金に苦労した話がイキイキと描かれていたので村上春樹を見直した私です。
エッセイでも食べ物のこととか切符をすぐなくすので1駅分だけ買って降りるときに精算するとか、そういうところはすきだったことを思い出した。タイトルとカバーと内容の乖離は気になるけれど、パン柄カバーをつけちゃうので気にならない。
ではでは♪