きのうの盛岡そば屋寄席♪
禁酒番屋はいろんな噺家さんのものを聴いているんだけど、
「控えておれ」がだんだん乱れてくるあたりでいつも笑いが止まらない。
しかしなんといっても大トリの小三治師匠の「宗論」、
じゃなくてその前の延々と続く黄河の流れのような枕ね!!
お茶の話だったんですよ。
紅茶というのが日本の緑茶がたまたま発酵して紅茶になり、イギリスは紅茶のための茶を中国から手に入れるために阿片を中国に。そこから阿片戦争が勃発し、一方でアメリカではボストンお茶会事件が起き、これがアメリカ独立戦争、そしてフランス革命へと…
これがどこまで続くのかわからないぬるぬるした感じで話すのがまたいいんです。
ボストンお茶会事件についてお客さんで知っている人、と言われて息子がまた手を挙げて、超ざっくりまとめて、それでも師匠に褒めてもらえてよかった。中学の社会ではやらないけど、戦争についてネットで調べるのがすきな人なので知っていたみたいです。最初は戦闘機や戦艦、軍服ってカッコいい!から始まった趣味なんだけど、だんだん知識の仕入れにもなってきたのでよかった…YouTubeで軍歌を覚えるのはなんかいやだけど。
その後もつづくゆるやかな河の流れのような枕。
息子はこの枕は「ちりとてちん」につながる流れかと思っていたそうです。私はただしゃべっているのを聴いているだけでもいいなあと思っていたけど気がつけば終演4分前(とマネージャーさんが師匠に舞台の下から言っていた)。
どうなるんだ!
と思っていたけどそこはプロの技で宗論に…。
でも圧倒的に終わらないお茶の話がおもしろかった。聴きに来てよかったと思った。ライブの楽しさですよね。