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いまはもう盛岡への帰り途。

帰るところがあるから旅なんですよと高倉健が映画の中で言ってたなー。健さんが言うとすべての言葉がいきなり重厚で立体化する。奥さん(田中裕子)の遺骨を遺言によって海に撒くお話だった。

私は中学時代ポーの「早すぎた埋葬」にガクブルとなり、弟と互いに死んだら全身の血を抜き取ってから火葬な!と約束したんですが、果たしてやってもらえる処理なのそれ。

なんでそんなことを思い出したかといえば、秋田県立美術館の前身の財団法人 平野政吉美術館は秋田の豪商平野政吉と藤田嗣治の約束によってできた美術館だからじゃないかなあ。

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いまの秋田県立美術館は安藤忠雄設計です。
エッジが効きまくっており、特にすきなのは2Fのカフェの水面。

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大阪府茨木市の「光の教会」を体感できる展示。

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国立新美術館「安藤忠雄展ー挑戦ー」を見たあとなので、いつもより丁寧にコンクリートの角に触ってきました。違うでしょ。触っていいと言われればいくらでも触る私です。触感というものがすきなのだ。

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きのうは仕事が終わってから、

長谷川誠 凍土展 トークイベント「東北という土地の作家」に行ってきたのですが、

長谷川さんは秋田出身だ。私はずっと岩手で学生時代が雪深い米沢、結婚の前半が雪深いでは済まない青森だったので、

雪のイメージは南の人と決定的に違うと思う。私は雪を見ると寒いと同時に、雪の入って溶けた長靴の足のかじかんで赤くなって痺れたような熱さを連想する。それはほんとうの熱さではないが、氷柱を握りしめて手が熱くなったように感じた記憶があるかないかは、なにかを隔てる気がする。

ということで秋田に行かされてしまったのか。

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フジタといえば猫、でもこのバッグはフジタグッズじゃないです。いま見れば紺地に白のドット模様は雪のようだ。

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さらにたまたま買った醤油マカロンの安藤醸造。安藤つながりだ(無理矢理:安藤忠雄は大阪出身だし)。

というわけで生きているといろいろ繋がる個体なのだった。

ではでは♪