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閉館30分前までに入場してくださいって言われても、そこはお願いすれば2、3分くらいは許してくれるので。だって会期終わりまでわずかなんですもの。
きのう息子と行った「フェルメールとレンブラント オランダの2大巨匠展」(リクリエイト)(~9月10日)。あくまでもリクリエイトであって、ほんものではないのですが、
 
この絵が一堂に会することはないので、たとえば、ドカベン山田君と巨人の星くんのバッテリーにアストロ球団のドリームマッチ、みたいなことを2次創作でやってくれるひとがいたら、見たいでしょ、
 
ってこの喩えはどうなのしかし。私にはそういうことだと思うんだけど。フェルメールがすきですきで、世界中に散らばる(といってもヨーロッパ圏だと思うけど)フェルメールの絵を見て、額からサイズから、実際のとおりに復元して展示したい、ってそれはマンガの世界で言ったら「2次創作」「オタク」に類するものではないかと。
 
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フェルメールについては、5年前に銀座のフェルメールセンター(というところがあったです)で見ているのですが、今回はレンブラントも、ということで、いろんな展覧会の復習もかねてでした。
 
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福井で恐竜博物館に行って、その日の夜に銀座でワイン片手にフェルメール。恐竜もフェルメールもワインもすきなので楽しかったです。金曜日の夜だけ、このワインオプションがついてくるのでした。ふふふ。
 
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レンブラントに自画像が多いことは知っていましたが、レンブラントだけ大量に見る機会ってあんまりないです。

 

なにかの展覧会にレンブラントが1,2点入っていると、そこだけピカッと光っているような存在感があるけれど。

 

 

 

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岩手県立美術館所蔵の松本竣介の「自画像」です。絵の技法について、竣介は古典絵画から研究しており、レンブラントの自画像に似ていると言われる作品です。しかし、レンブラントの自画像って口元が独特で、自画像のみならずほかの人物を描いた作品でも口元のむぎゅっとした感じががにてるわ~と思いました。
 
絵の中に人物をひとりだけ、あるいは花でも鳥でもライオンでもいいのですが、1つだけを描いた場合は、それは作者自身の投影なのだそうです。レンブラントの書く自分物の口元がむぎゅっとしているのもむべなるかな。
 

 

 
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この老人の肖像画と、老齢に差し掛かったレンブラントの自画像(ここにはなかった)の口元がよく似ているナーと。
 
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「夜景」フルサイズの展示もありました。
 
フルサイズから切り落とされた絵はこうやって展示してくれるとわかりやすいなあ。
 
 
 
 
 
 
 
この絵は現在行方不明ですって。
 
誰もがそう思うだろうけれど、ジュリコーの「メデューズ号の筏」を連想するモチーフですなあ。
 
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で、この絵から連想するのが藤田嗣治の戦争画ですよ。
《ソロモン海域に於ける米兵の末路》(1943)
 
 
 
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この「聖プラクセディス」については、
つい最近上野の国立西洋美術館常設展で見たばかりなので(アウト×デラックスのスタジオロケの前に美術館をハシゴしたのですが、西洋美術館では「アルチンボルド展」のあと常設展も見たのでした)、
 
あれっ?個人蔵とあるけれど、国立西洋美術館寄託で、常設展で見られるということをキャプションで添えたらいいじゃない?と思いました。
 
 
 
フェルメール「聖プラクセディス」が国立西洋美術館常設展で公開されます」の記事に詳しく書かれていますので、ぜひご覧くださいませ。
 
私はフェルメールが日本で見られるんだな〜寄託か〜くらいの認識だったのでこの記事を読んで勉強になりました。
 
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モデルはレーウェンフックと言われています。顕微鏡の父であり、パンがすきなひとにとっては、イースト菌発見者ですよね。
 
 
一枚ずつ見たことはあるんですが、
いつか両方が並んでいるところをみたいなーと。
 
今回は「天文学者」だけでした。リクリエイトだったら両方並べてよと思うけど、スペースの関係もあったんでしょうか。
 
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いちばんすきなのは「牛乳を注ぐ女」です。
 
末広がりのテーブル(牛乳がこぼれないためには、テーブルが奥に向かって広がっている形状でなければ、という指摘があります)、
 
何が描かれているのか一部わからないところがあるのも含めて、すごくすきな絵。
 
実物をみたときはもちろん凄い人気で、ひとの頭越しにみたのですが、それでも青のチカチカするような濃い輝きは圧倒的だった。比べると「真珠の耳飾りの少女」の青は水色と言ってもいいくらい。
 
いつかこの絵の前に気が済むまで立ちつくしてみたいというのが夢ですわ。
あとアムステルダム国立美術館を自転車でシャーッと走り抜けたい。チューリップにまみれたい。
 
ではでは♡