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 「巨匠が愛した美の世界川端康成 東山魁夷 コレクション展」岩手県立美術館(〜8/20(日))を見てきました。


いつも解説ボランティアの時はギリギリでボランティア室に入るのですが(ごめんなさい)、きょうは余裕があって解説の前に企画展でした。


川端康成コレクション展を見てから常設の解説に参加なさる方も多いので、なにかネタ収集の気味も否定できない(笑)。


てっきり東京ステーションギャラリーで前に見た「川端康成コレクション 伝統とモダニズム」と同じかなーと思っていたんですが、もっとボリュームがあって、東山魁夷コレクションがよかったです。


東山魁夷について、あまり興味がなかったのですが、


去年全然興味がなかった平山郁夫について、尾道市瀬戸田に行って平山郁夫美術館に入ったら興味が持てるようになったので、


苦手だとか興味がないと思う作家ほどまとめて見た方がいいと思いました。すきになれなくても、その理由はなにかはっきりわかった方がいい。


美術に限らないけど、苦手なものやきらいなものをはっきりさせることは自分をよく知ることだと思う。


ということで、川端康成の平山郁夫コレクションを見て、少し興味が出てきたのでよかった。



古賀春江や長谷川利行の絵が点数も多くてよかったですが、ハート形土偶も土偶と並んで顔を抑えている川端康成の絵がラブリーすぎて、この写真クリアファイルにしてーと思います。


無名だった若い日の草間彌生の絵が2点あって、近くでゆっくり見られてうれしい。


文学者仲間からの手紙も、その文学者についてのコーナーの作り方も立体的でおもしろかったです。


林芙美子は鹿児島桜島でも尾道でも出会っているので(記念館とか記念像とかお店とか)、展示が多くてうれしい♡


太宰治の娘、太田治子について瀬戸内晴美が川端康成に手紙を書いていて、瀬戸内晴美の天性の親切さや作家の印税についてじっくり読んでしまいました。そこなの?って感じですが。


川端康成はなんとなく人の心の機微に疎いというか冷たいところのある人だと思っていたので、こんなに多くの文学者から手紙をもらって、保存していたことを知ると、そうではなかったのかと思ったりする。


ボリュームがあり、2、3回は見たい気がしました。


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じつは岩手県立美術館友の会ボランティアで解説グループ所属です。


きょうの萬鐵五郎室はお客様が10人と多くてありがたかったです。

お客様のひとりにもしかしてときどきテレビに出てる…と声をかけられました。そうです本人です。


萬鐵五郎の代表作は巡回ツアー中ですが、代表作以外の絵にどっさり会えるのも貴重だと思う。



ということで、常設展展示替えでどんな萬鐵五郎に会えるか楽しみだ。


(常設展2期が7月14日から始まるので)


ではでは♪