長年固形石鹸派である。
息子が小さい頃は、ボディソープだと体をあらうのを厭わないので、1、2回は買ったこともありますが、
人生のほとんどは固形石鹸。
不精なくせに部分的に潔癖なところがあり、
高校から家族とおなじ石鹸を使うのが気持ち悪くなり、
黒糖石鹸とか菫石鹸とかを近所の組合スーパー(農協のスーパーで、農協の銀行もおなじ建物だった)で買って、入浴が終わったら紙箱に入れて自室にお持ち帰りをしていた。
その後もずっと家族とべつの石鹸である。
結婚していた時も石鹸の趣味が違うので、それぞれがすきな固形石鹸だった。
そして現在に至るわけだが、40歳くらいの数年、手作り石鹸にはまっていたことがあり、長年その時作った石鹸をつかっていたのだが、ここ数年は市販のオリーブ石鹸だった。でもこないだ使い果たしたので、つぎは何にしようかと思っていたら、牛乳石鹸のパッケージが目に入った。
先日亡くなった父がいつからかわからないが、牛乳石鹸を愛好していたのである。
私が良かれと思ってオリーブ石鹸をあげても、全然使わないで、最終的には使わないから持って帰って、ということになるのである。
八木澤商店の「和のこころ」も、オリーブ石鹸の扱いもなくなった生協かあ、と。
オリーブ石鹸がないなら作ればいいじゃないのと思うけど、なぜか最近は前のようにパッと作れなくなってしまったのである。
なんとなく牛乳石鹸を買って、
なんとなく使い始めている。
牛乳石鹸いい石鹸。
父の乳って、獅子文六か!