「チア☆ダン」、見てきました!
映画館で予告を見たときから、これは好きそうな映画だ〜と思っていたんですが、
コミカライズで予習したりして、天海祐希さんの鬼顧問ぶりも想像したり。
で、きょう思い切って行って見たわけです。
好きな男子を国立競技場で応援したいという乙女な理由でチアダンス部に入部したひかり(広瀬すず)、笑顔だけはいい、と鬼顧問早乙女先生(天海祐希)に褒めらます。マンガではいまひとつその笑顔がチアダンスでは武器というのがわからなかったのですが、マンガ家さんのせいじゃなくてかなりコンパクトにまとめていたからで。
2時間の映画の中ではひかりの家庭も描かれ、高校時代のひかりのお母さんが野球部のお父さんを応援していたこと、お母さんは亡くなり、メタボ気味のお父さんが毎日唐揚げをたくさん揚げてはお弁当に持たせていることなどがわかります。
ひかりの笑顔の奥行きが伝わりました。
太めだけどダンスはカッコいい女の子、多恵ちゃんも忘れられない存在感のあるキャラクターでした。
彼女の家庭環境はひかりとは逆で、母子家庭でお母さんは娘を深夜ファミレスでバイトさせ、自分は彼氏と遊んでいるという大人になれていない母親です。弟たちの面倒も多恵がみている。
そこへ乗り込んで行って、親とケンカしても多恵が好きなダンスを続けられるようにしようとした早乙女先生。
「フラガール」のまどか先生(松雪泰子)みたいだけど、全体に「フラガール」を思い出させるところも多かった。実話を基にした映画だから偶然かもしれないけれど、太めだけどダンスはキレッキレにできて、それでいて控えめな性格の多恵は目が離せなかったなあ。
横浜から引っ越してきたお嬢様で美人でスタイルも良く、成績優秀でチアダンスも中学時代からやっている彩乃。
ひかりとの友情や対比もおもしろかったけれど、
彩乃にずっと付き合ってくださいと言い続けた男の子が、最後にパイロットになってCAになった彩乃と空港ですれ違い、敬礼で挨拶を送る場面がよかった。
この男の子は、ただ美人だからというだけじゃなく、真面目で自分を責めることの多い彩乃の内面も好きなんですよね。
ラスベガスでチアダンスの大会決勝があり、ここでのダンスがよかったー。
ひかりの笑顔が武器になるという意味がわかった。
キレのある楽しませる、見惚れる、応援したくなるダンスは笑顔だからこそなんだなあと。
余談ですが、福井県立福井商業高校がモデルになっており、福井弁が飛び交うのですが、広瀬すず主演の映画にもなった「ちはやふる」の新を思い出しました。新は主人公千早がクイーンを目指すきっかけをつくった男の子で、福井から引っ越してきて福井弁でした。
いろいろ繋がっていくものだなあ。
もっといろんなことを考えたのですが、ぼちぼち眠くなってきました(笑)。
ではでは♪