順不同に2回目の「シン・ゴジラ」の感想をかいてみます。

 

・気に入っている場面。終盤近く、ゴジラをやっつけるために各国に情報をシェアするところで、

 

フランス(たぶん)の研究所で、中堅くらいの男性研究者がそれによって自分たちの研究内容が盗み見されてしまう、と危惧したところ、

白髪の女性研究者が、

 

「人を信じましょう」

 

というところ。時間にしたら短いシーンなんだけど。

 

・ヤシオリ作戦がぎりぎりのところで成功したところで、はじめて尾頭さんが笑顔をうかべて、よかった、というところ。

 

・アメリカのことを、「かの国では」といういいまわし。

 

・大統領特使のカヨコ・パターソンが「大事なことは大統領が決める。あなたの国では誰が決めるの」とクールにいうところ。

 

・臨時で総理になった一見ことなかれ主義で無能そうにみえる里見さんが、じつはすべてのシナリオを描いて、自ら幕を引いて責任を取って辞任したのだというところ。

 

・最後の攻撃でなだれ落ちるビルに埋まったようなゴジラ。特撮の醍醐味。

 

・ゴジラの体に巻き付くような在来線。

 

・カマタくんと言われているらしい、第2形体。

 

・肉の繊維が裂けるような口を大きく開けるところ。

 

・ゴジラの背中からビームのように放射される紫色の光線。

 

・泊まり込みがつづき、疲弊した巨大不明生物特設災害対策本部のひとたちと、そっとごみを集める清掃スタッフ、おにぎりとお茶を配る片桐はいり。

 

・エンドロールで出演者が、純粋な「アイウエオ順」になっていたところ。打たれる。

 

・官邸にかけてある絵は片岡球子の「喜びの富士」だと思っていたら、「めでたき富士」だった。

2回目を見てよかった…たぶんパンフレットにも載っていなかったと思うので。

 

・最後のカヨコと矢口の会話している後ろに、固まったまんまのゴジラ。

 

・東京駅、蒲田駅前、両国国技館、銀座4丁目前などよく知られている場所がリアルに出てくるところ。

 

・内閣も議員も会議も自衛隊も、避難所も、どの場面もリアリティがあって、そのリアリティのためにどれだけ調査し取材したんだろうと思うと、やっぱりそこにも感動する。

 

2回目を見てよかったです。

 

1回目のときは序盤の会議のシーンが長すぎてイライラする、と思っていたのに、

2回目に見たら、全体に進み方が速くて、もっとゆっくり見たい、と思うくらい。なんでかなー。

 

3回目はさすがに見に行かないと思うけれど、何回も見に行くひとの気持ちはわかる、と思った私です。

 

ではでは♪