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こんばんは。
盛岡劇場タウンホールへ向かう階段の踊り場で。


劇団トラブルカフェシアター「Backers~とある悪の秘密結社を支える戦闘員とその家族の記録~」盛岡劇場タウンホール、10日19:00〜見てきました。
先月の「自演無双2」にサラリーマンとしての怪人たちのエピソードがあったので、

そんなふうなお話を予想していたら、全然違いました(笑)。


まず舞台美術がかっこよかった!

勧善懲悪VS少年ジャンプシステムが底にある物語なので、コミックを意識した舞台美術で、スクリーントーンのポツポツがあるところなんか、リキテンスタインっぽーい!と喜びました。照明も音楽もマンガやアクション、戦隊モノを意識したカッコいいスピード感と派手さがあってよかった。
 
が、私は息子がいるせいか、どーしても、悪の組織に入っていて、いつ、殺られるかわからない息子にお弁当を持たせてる送り出すお母さんの気持ちになって、笑いとアクションだけを楽しむという気になれなかった。いやじつは笑いの底に、戦争、徴兵制度、正義の持つ欺瞞など、鋭い問題意識を持つ作品なのでは!と考えたりして。


Backersの一員でありながらクレーム処理係をしている青年とそのお母さんの関係性がいちばん気になった。お母さんは、おはようございます、いってらっしゃいたお帰りなさい、そんな当たり前の挨拶を交わせるささやかな幸せがあればいい、というようなことをきっぱりという。

このあたり、去年の公演「寝言家族」を思い出したりもした。


悪の組織なのにクレーム処理係がいて、バスジャックされた子供のお父さんに、習い事のない日にしてくれよと叱られたりして、可笑しいんですよ。マスコミの女性記者とお母さんの対峙する場面にも思いっきりアクションのギャグが入っているし。



あしたの14:00〜が3st目で楽なので、うーん、もう一回見たいけどどうかな〜と迷っているのである。