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サントリー美術館で開催中の「オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ」展、

トップバッターの蜻蛉の器がいちばんすきでした。

脚付杯「蜻蛉」

蜻蛉の長い尾のくねくねしつつ、土筆みたいな節を感じさせる造形、複雑な技術の絡み技。



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こちらは最終走者のランプ「ひとよ茸」の近くに展示されていた

習作「2株の茸」

ピンで留めたメモまでが描かれたものです。ちょっと騙し絵みたいで、気に入りました。

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習作「葡萄の蔓」もよかった。

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蓋付壺「たまり水」の青と緑と浅黄色。
キラキラしてるなあと思ったら、プラチナ箔挟み込みでした。

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月光色ガラスに琳派のような草や昆虫を描いた作品も涼やかで好みでした。

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ガレの生まれたロレーヌ地方のロレーヌ十字架(十字架が縦につながっている)や、ナンシー地方を象徴するアザミが描かれたフランス菊の花器。

いままでガレを故郷ロレーヌと結びつけて考えたことがなかったので、この展示に気づかされることも多かったです。

たまたまですが、ルノワールも普仏戦争に従軍していたのですね(会場に展示されていた年譜にあって2人の共通点に気づいた)。

ルノワール1841年、ガレ1846年生まれ。

ふたりの邂逅はなかったみたいですが、

ルノワールの描いた上流階級の少女の部屋にガレのガラスの花瓶やランプがあったと想像してみるのは楽しい。