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見てきました!

東京乾電池創立40周年記念本公演

「ただの自転車屋」

盛岡劇場メインホール

2016年7月23日(土) 14:00〜    

きのう野口久光展に行って映画の黄金時代のポスターを大量に見てきたので、

鹿児島の離島にきた映画監督と脚本家(ベンガル)と「ただの自転車屋」が映画の話になって止まらないという感じが、

きのうの続きのようで不思議な感慨も持ちました。

黒いスーツにガタイのいい俳優は終始3人と距離を保ち、

柔道の話になったら、いまのはジュードーだ、と止まらない。岩手公演ように書いたお話じゃないと思うけど、柔道家三船久蔵十段って久慈市に

ラストの吹き出した「エアコン」(クーラーじゃなくて、エアコンという繰り返すうちにギャグになっていく感じも可笑しかった)の煙とその向こう側にある「ただの自転車屋」(柄本明)の表情がなんとも言えず、夢から醒めたひとのような感じに見えた。その一瞬後、土砂崩れの音がして、

架空の小さな島の物語は幕を閉じ、

芝居が終わった一瞬後に、役者4人がお辞儀をしていて、その歯切れの良さもよかった。


鹿児島の小さな離島でクーラーが壊れていて、俳優以外、みんな盛んに暑がってる感じ、そこからしてもう可笑しかったけど、

出刃包丁2丁を持った自転車屋が嬉々として馳け廻るシーンは最高だった。あの脚立とちゃぶ台、籐の椅子の4人の位置関係もおもしろかった。

ではでは♪