こんな日がくるとは…文庫本と息子髪もカットしたて、温泉の翌日で清々しい中学生の息子。母自慢のうつくしい(と寝ぼけておるわけだ)手には文庫本。えっ!きのう、ジュンク堂で本をひとりで買いたいから、と図書カードで選んだ文庫本です。しかも分厚い…560Pくらいあるらしい。内容は私にはついていけない世界だが、この本をよみたいと思っていて買った、というあたりがいったい息子になにがって感じだ。ちなみに、「あ、お母さん、『百姓貴族』の4巻出てたよ」「図書カードで買わなかったの?」「…」「ああそうですかマンガはお母さんもよむからお母さんが買ってねぼくはぼくだけがよむ本を買いたいから、ってことですね」(←大人げない私)しかも財布をひらいて何かしているなと思ったら、書店でもらった栞を文庫本に挟んでいるじゃないですか。びっくり仰天である。どこでそんなおしゃれなことを覚えたのか。私は栞なんかまずつかわない。だいたい読んだところは覚えているのでそこをパッとひらくだけです。長い間中断していても、パラパラやればすぐわかるでしょ。ってあたりが野蛮人…。文庫本をリュックに入れて、傘をさして出ていった。遅いなと思っていたけど、最後の5分でパパッと用意して出ていった。どういうことだ!だんだん息子の世界が見えなくなりつつある…