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奥松島焼海苔♪

いつも使っている海苔より厚手で破れにくく、黒っぽくて艶があります。
値段が高めなので、ここぞというときに使おう、と思ったのかな~。

2帖でてきて、ギャッ!と思った。

何枚かはよーく炙って香ばしくして、醤油をつけてごはんとたべたんですが、
うーん。

そこで思い出したのが、前にエッセイで読んだ、湿気った海苔でつくる佃煮のことですよ。
ある女性作家が自宅の整理だったか改装のために、助っ人を頼んだら、若いテキパキした
女性がどんどんものを捨ててしまう。いっぽう、愛子さんとおなじ世代の女性は、こんなものを捨ててました、
とまだ使える鍋や食器をそっともってくる…目に浮かぶようで可笑しかったんですが、

我々世代はなんでも捨てずに生かせないか考えたものだ、湿気った海苔は佃煮にして、というくだりがあった気がする。
ちがう本だったかな。

作り方は載っていなかったけれど、海苔と調味料、おもに醤油と甘味がなにかあればいいんじゃないかな?
ということで製作にかかった私だ。

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ところがちょっとやそっとの水分は海苔ってすごくよく吸うんですね。
醤油もみりんもたっぷり注いでも海苔が全然柔らかく潤びてこない。

えーーーーーっ。

市販の海苔の佃煮ってとろとろじゃないですか。
いったいあそこまで持っていくのにどんだけ調味料と時間をかけているんだろう?

でも私は短気なので、ええい!と水と醤油を多めに注いで、あとはあしたのお楽しみだ!
で寝てしまいました(笑)。

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で、翌朝ですよ。
びっくりするほど真黒な海苔の佃煮ができていました。あんだけ注いだ水分はどこへ…。

同時に市販の海苔の佃煮って、塩分高いだろうなあと思いました。
自分でつくった佃煮はそんなにしょっぱくないけど、「ごはんですよ」とか、市販の佃煮は
少しの量でごはんがいっぱいたべられるもんね。

自分の手でつくってみると見えてくることがいっぱいあるなあ…。