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私は水木先生のファンですが、いちばんすきなのは自伝的なマンガとエッセイかもしれないです。

のんのんばあとの幼少期、ガキ大将だった子ども時代、南方の最前線での軍隊時代、終戦、絵で生きていくための奮闘の時代、結婚してついに時が来て、水木先生のマンガが世に認められ、いまに至る大河のような人生に打たれる。

水木先生の人生そのものが素晴らしい作品だと思う。

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水木先生には、サービス精神と韜晦癖からか、自分の少年時代をまるっきり勉強ができなくて、朝寝坊で学校も落第つづき、仕事もダメだったと書くのですが、

奥様の布枝さんが対談の中で、そこまでひどくないのに、と言っても、いやこれでいいんだ、と言っていたそうなので、

一種のサービスと照れから、自分のことをおどけて描いたのかなあと。

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そんな水木さんですが、この『神秘家水木しげる伝』では天才少年だった、絵に夢中な少年時代を素直に? 描いています。

お父さんが買い与えた油絵の具セットで毎日毎日絵を描き、その噂を聞きつけた高等小学校の教頭先生が個展を開こうと励まし、

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境港の町中から額縁を集めて米子の公民館で個展を開催。

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天才少年として新聞記事になったほどのその絵の一部は、

『わたしの日々』に掲載されています。

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高等小学校ですでにこのレベル。今の中2くらいでしょうか。

ほんもの絵描きになりたいという夢を持っていた茂少年は、その後どんな人生を歩んだのでしょうか。

つづく。