自分が応援している姿を、OA画像で見ることができて満足です。
すごいいい表情だじゃ。
私、これ誰が撮ってくれていたかわかります。
5年前に盛岡まで、三連覇殿堂入りトロフィーをもってきてくれたスタッフさんです。
久しぶりにお会いしたら、結婚してお子さんまでいて、びっくりした。
モリー戦直前に、菅原さんが勝てると信じていますからと言ってくれました。ありがとうございます。
昔は応援されるのが厭だった。
応援はプレッシャーでしかないと思っていた。
ひとを応援するより自分が前に進めばいいじゃ、と思っていた。ひとを応援するのも、そんな自分だから苦手だった。
2012年1月から走り出した。1年後、
東京マラソンを完走した。
その時もらった応援のパワーを忘れない。
ローカル大会のハーフでも、10kmでも、いつも応援に感謝してきたけれど、
フルは最後はやっぱりキツくて、応援の声や給水を励みになんとか潜り抜ける。初フルはそんな感じ。
マラソンをしているうちに、
応援されて感謝し、お返しに応援したいと思うようになった。
マラソンと大食い、全然関係ないようで、
メンタル面の変化はマラソンのおかげだと思う。
大食いのために生きているわけではないけれど、
いろんな自分が大食いで生かされる気がする。
画面には映らない応援もいっぱいもらった。
チームからだけじゃなく、
スタッフさんからもNY市民からも、
旅行できていた日本人からも、
外国チームのみんなからも!
イギリス戦、台湾戦でも、応援の力のおかげで前に進めたと思う。
これは日米対決の日の、2戦目の前かな?
食材発表があっても、実際に食材を見て、そして口に運ぶまでは
どんなものか、ほんとうにはわからない。
あれこれ対策は考えるんだけど、思った通りのものがでるとは限らない。
予想とちがうときに、そこからどう態勢を立て直すか、
それも重要。
仲間と食材研究する時間も大事。
胃袋に過度な緊張はさせたくない。
リラックス、リラックス。
そんな言葉を口にした時もあった。
もえあずちゃんの今大会で出した数字はお飾りのアイドルではつくれないものばっかりだった。
日米対決では隣にいるMAXにさえ負けたくない、という闘志があった。
頑張れ、と応援するのはむしろ失礼だと思った。
もっと上の記録を狙ってほしい、行きついてほしいと思って、
声援を送っていたと思う。
最初、
不死鳥JAPANの掛け声、
「もえあず! MAX! ロシアン! 魔女! 不死鳥JAPAN!」
をやっているところかなと思った。
私が負けてチームのみんなに、応援してくれて、ありがとう、と握手しているところだった。
みんなの応援があったから、最後まで集中を切らさなかった。
佐藤さんがニューヨークピザについて、小麦の焼ける香ばしい匂いがしていますよ~
と言ってくれたので、ピザ楽しみ!と思った(固かったのは予想外だったが)、
あの食材おいしそうだなあ、とか、いいなあ、とか、そういう言葉って励みになる。
もえあずちゃんも佐藤さんもMAXも、みんな水を切らさないように走ってくれて、
モリーが止まった、行けますよ、菅原さんペース落ちてない、
とか、
勝てますよ、いま菅原さんの方が勢いがある、
とずっと声をかけつづけてくれていた。声、大丈夫だったかな。
モリーは対戦相手だったけど、力強い応援団のひとりだった。
ご覧のように茶目っ気があって、いつも声をかけてくれて、
一緒に写真を撮ってくれて、すごく楽しい、楽しい雰囲気をつくるひと。
佐藤さんの完食カットのあと。
佐藤さんはいままでで最高の気迫を見せてくれた。
20分で固形のものを6kg。ごはんものである。
思いっきり飛び出し、1秒を1分に変えるような戦いだった。
パトリックも意地があり、経験値がある。
容量はおそらくふっくらした体型からして、最高ではなかったかもしれないけれど、
ダイナミックに猛追し、
そこから追いつかれるまでの数分と、
文字通りのデッドヒートになった残り2分あたりで、
ついに言ってしまった。
がんばって、と。
言い直して、ここが踏ん張りどころだよ、と言ったけれど、
苦しさもわかる。
でもここまで来て負けたら、それがいちばん苦しくて辛いことだから、
あと少しだけ走って、と思っていた。
テレビ画像では、まさかここまで、と思うほど、
苦しんでいる佐藤さんも映し出されていて、
私はむしろ、よかったと思った。
こんなにぎりぎりまで戦った佐藤さんへの敬意を感じたから。
私がモリーとやっていた時、ずっと支えになるような言葉をかけてくれた佐藤さんに、
応援でなにも返せなかったことが悔しかった。
モリーに負けたことは悔しくなくて、いい試合だった!と思えたのは、
応援で助けてくれたチームのみんなのおかげだったのに。
Oguiというレリーフのある優勝カップは、まだ私たちJAPANのところには
来ていない。ワールドカップにふさわしい、金色の地球の上に、
蓋物の丼ばのカップの落ち着くべき先は、
きっとJAPAN!
未来の世界戦のチームJAPANに、
ここからエールを送るよ。
いっっけええええええ!!!