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『つなぐ通信』の写真は葉っぱが青々しているから夏かしら。

神長官守矢史料館について、同誌から引用しますと、


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『神長官守矢史料館』は、守矢家の史料を保管・公開する博物館です。

僕は建築史家ですから、茅野市から設計を依頼された時はためらいましたが、この土地の信仰や伝承を知っている建築家でないと難しいだろうと思い引き受けたんです。


「神長官」とは、諏訪大社の最高位の神官のことで、その職を営々と継いできたのが守矢家です。

屋敷には守矢家が祀ってきた「ミシャグジ社」があり、諏訪大社の大祝(おおほうり)の墓や古墳などもあります


(藤森照信さん)「この辺の畑は全部遺跡です。異常なくらいですよ。子供の頃は土器片や黒曜石の鏃を探したり、アケビを採ったりして遊んでいました。僕の"照信"の名付け親は、神長官守矢家の77代当主です。

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駅から歩くとかなーりあるので、タクシーで往復。運転手さんに待っていてもらって、ダーッシュ!!


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雑誌やムック本で神長官守矢史料館のことは知っていましたが、雑誌は一部をクローズアップするので、神長官守矢史料館がどういうところに、どういうふうにあるか、

やっぱり自分が見て感じないとわからない。

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神長守矢家祈祷殿の前の解説板に、守矢家は諏訪大社創建前の土着の神を祖先とすることなどが書かれており、

こうしたことから、「出雲大社や伊勢神宮などの歴史的様式は新しすぎて使えない」と、

試行錯誤の連続の末に結果として縄文時代のスタンディング・ストーンやスタンディング・ウッドのようなものをやっていたという。


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ビッシリ生えていたのは地元の庭師さんが植えてくれたという笹。獣が獲物を狙って草むらに潜んでいるような感じがすきとのこと。

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角度によってまったく違う形状を見せる神長官守矢史料館を、霜柱をサクサク踏みながら回ったこともいい記念です。


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ここの面はいちばん変でおもしろかった。


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壁は藁を漉き込んだのだろうか。
耐震性のために鉄筋コンクリートも使っているそうだが、
板はナタで叩き割って原始的な雰囲気を出している。

屋根に突き刺さった柱は、結果的に御柱となった、ということだけれど、

私は産土神が地の底からグーーーーッ両腕を突き出したようにも見えて、ユーモアを感じた。

また10年くらいして、ここに来ることがあったら、その時はなにを思うのかなあなんてことも考えたのだった。