金曜日に、えいや!と国立近代美術館の


に出かけたわけですが、そのあと東京都美術館でこちらも見ました。


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2015年12月9日(水) ~ 12月20日(日)

「戦争画」と呼ばれる絵があります。物語を伝えたり、戦いに挑む強い気持ちを奮い立たせたりする目的でつくられますが、描き手はそこに芸術のはたらきも求めて腕をふるうでしょう。かつて大日本帝国において軍の要請のもとに描かれた「戦争画」は、惨たらしい戦争を推し進めることに力を貸したという理由で、芸術としては扱いにくいとされています。そんな「戦争画」について、一年をかけて作家の視点で研究者や人々と共に調べた成果を、この展示会ではコンテンポラリーアートで表現します。(東京都美術館HP)


東京都美術館に来るまでこの展覧会のことは知らなかったのですが、戦争画という言葉が目を射ました。



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この作品はMOMATの戦争画153点すべてを縮尺1/20で描いたもので、

裏面が出ているものは表には絵が描かれているそうです。

戦争画については、一昨年だったか、岩手県立美術館で橋本八百二の戦争画を初めて見て、

橋本八百ニが藤田嗣治の弟子の一人だということを思い出すような黒っぽい、兵士たちが絡みあっている絵だった。その少し前に東京都美術館で藤田の巨大な黒い画面の戦争画を見て、

それまで藤田の戦争画を知らなかったので、いきなり殴られたような感じだった。息が止まる。

そこから興味を持って、図書館から戦争画の本を借りたり、MOMATの戦争画も見たり、今年の夏は終戦後70年の節目の年だったので、

新たに戦争画についての本も出されて、だんだん戦争画というものがわかってきました。


だからこのグループ展を最後に見られて幸運でした。


いちばん心に突き刺さったのは清水登之が息子の育男を描いた絵を、描き続けるパフォーマンスや絵や日記や遺品をふくめてのインスタレーション。

うっかり写真撮影してはいけないエリアで撮ってしまって、描いていた作家の方は気にもとめない感じだったのが申し訳ないことでした。


清水登之の描いた、戦死した息子の絵については、会田誠さんと椹木野衣さんの共著『戦争画とニッポン』(講談社)で読んでいたので、

あ!!

と叫びそうでした。


撮影禁止の作品や、裏返しのミニチュア戦争画も収めた図録が発売予定ということで、会場で申し込んだひとにだけ送ってもらえるというので、頼んできました。


展示をみて、大川美術館にもいつか行きたいな~とか、戦争について、私はもっと知っておくゔぇきだと思ったです。地理も歴史もてんで苦手ですが、戦争の中で、誰がなにを考えて生きていたのか、どういう思いで死んでいったのか、生き延びたのか、もっと知るべきだと思い、

戦争画をテーマにした展覧会が今後も続くといいと思ったです。所在不明の作品や、当時の事情があきらかになる契機になるかもしれないし、

「無期限貸与」という言葉に、

ギョギョギョ~(水木しげる風)

と思うひとや、疑問に思うひとがふえてほしいから。


ではでは♡