きのう見に行った、

劇団ゼミナール《キャトルキャール》、土日に4ステージ公演の最終回です。

3ステージのあとに出演者のトークがあり、マチネとソワレで一部役者さんが変わることだし、3、4回を見れば完璧!と思っていたのですが、風邪が…。劇団のひとも健康が大事だろうけれど、見る方も楽しんで見るために体調管理が大切だなあと。


幕が上がる前のトークで、40肩が実は50肩というのが正しく、でもなっちゃう人は40代が多いので、40肩と呼ばれていて、

抜本的な治療方法はない、という、
ふつうなら滅入るような話を、ゼミナール代表と主宰のツートップが楽しそうに語るのであった。

あ、写真を撮ってもいいですよと言われたので、撮ってきました。モバイルでの撮影は禁止ですが、幸いコンデジが入っていまして。


楽しいブラック風味のトークにつづいて、
役者さんの紹介をパウンドケーキをつくる作業に載せて送る映像、これが凝っていて楽しい。

キャトルキャールは4/4という意味の、

小麦粉と玉子と砂糖、バターを同じ分量でつくるバターケーキの代表的なもので、

プログラムも4つあります。

パンフレットに、第1話から第4話まで、順番に言葉の響きを確かめてみて下さいとあり、

4つのプログラムをつぶやいてみると、おお。


位置を決める
逃げ水のよう
参加者募集
シードルはいかが?


《参加者募集》はもりげき王の決勝で惜しくも敗れた作品でしたが、

このオムニバス作品の中でどのような窯変をするのか、楽しみ。



で、

1、位置を決める

いきなりギリシャ風のゆったりとしつつ、ピンタックやギャザーで布地にニュアンスを出した、

おしゃれな神々が登場。




なぜスターな背景画像なのか…。

それはこの神さまは「スターな男」だからです。
劇団ゼミナールのコント集でおなじみの「スターな男」、

まさか神様になってまで、

「お茶の子 サイサイ」が出ようとは!

これによって会場内が一体化し、ついでにきょうの昼は70代が4人もいたのか、という年齢構成までわかっちゃうのであった。





星新一のショートショートに出てきそうな、人間臭いキュートな魅力の神々ですが、

人類に4つの贈り物を授けようと思案中。







4つ目に選ばれたのは、シードル。

禁断の果実で作られたシードルを人類にもたらすのは、




「アシザワだ」

「アシザワとは神ですか」
「アシザワは神でも人間でもない、アシザワなのだ」

というナンセンスな会話のあとに登場したのは、

リアルな存在感のある、ウェイトレス風のワンピースの「アシザワ」。役者さんの名前そのままです(笑)。