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『戦争画とニッポン』会田誠×椹木野衣(講談社)

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『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』会田誠(幻冬舎文庫)

東京都現代美術館できのう見つけた2冊ですが、


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バンダイミュージアム  で見た、《ザクの夢》と、

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藤田嗣治の《アッツ島玉砕》(部分)、

これが関連していたとは~と。

『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』会田誠(幻冬舎文庫)には、藤田嗣治について書かれたエッセイがあり、

また、

いままで漠然と見ていた会田誠の絵の四肢断切された少女に廃兵の記憶(1965年生まれの会田誠さんは上京後、傷痍軍人を見かけたという)も興味深かったです。

この夏は敗戦70年ということもあり、映画でもお芝居でも美術展でも、戦争に関連したものを多く見たのですが、

映画《野火》も、『戦争画とニッポン』を読みながらイメージが蘇ったりもしました。


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橋本八百二《ニューギニア作戦》岩手県立美術館寄託

この絵も紹介されていました。


戦争画を描いた画家の中でなぜ藤田嗣治だけが戦犯扱いを受けたのか、それはむしろ勲章ではなかったのか、

図版の多い本で、中にいまは秋田県立美術館の《平野政吉コレクション》展示室にある絵も紹介されており、

ミュージカル《フジタと政吉》を思い出して、《アッツ島玉砕》のほかの戦争画にはない力を思ったです。