こにゃにゃちは。
山種美術館の看板猫、《斑猫》です。この子は今回展示されていませんが、このにゃんこがどこにいたかっていうと、
玄関ですよ。びっくり!
床にいつの間にかこんなシート(だと思う)が貼られていて、お出迎え。やりおった。
その装飾性に影響を受けた近代~現代の画家の作品が展示されており、
私は速水御舟の《秋茄子》に胸を突かれたなあ。
チラシには出ていないだけにこれを出したか、と。墨絵の作品で、これを見られただけでも来てよかったと思う。
抹茶と企画展に因んだ練り切りのセット、御舟の《桔梗》もあって、桔梗の花の練り切りだったんですが、
御舟は好きだが、カラフル好きの私には物足りなかった(笑)。
チラシに大々的に使われている酒井抱一の《秋草鶉図》から《秋草》に。
銀地に薄墨の花びらのような月に、薄の穂があまりに繊細に描かれていて、
もっと近くで見たいよ~と悶えた(笑)。
羊羹で月と鶉が薄と秋草にあしらわれている。
練り切りって味は同じなんですが(出た!ザ・ザツ!!)、表現された色彩や形が心を動かすんですよね。
和菓子が単品だったら、2つ頼むんですが、アンケートにも書きにくいなあ。
心地よい時間でした。
追記 てっきり茄子の花だと思い込んでいたのですが、
《桔梗》でした。
でも断然、絵は《秋茄子》の方が見応えがあるさ!