松島ハーフマラソン大会は、たかぎなおこさんの『マラソン1年生』にも登場します。2008年の大会ですから、震災前ですね。その後もマラソンを続けていたたかぎさんは東日本大震災のショックからしばらく、いまこんな大変なときなのにマラソンなんかのんきにやっていていいのか、
と迷うのですが、南会津のマラソン大会に出てからまたマラソンを再開します。その年の秋に出た松島ハーフマラソン大会では、前と同じ景色もあれば、ひび割れたアスファルト道路や、コースの変更などがあり、いろいろ胸に突き刺さりながらも出てよかったと思うんでした。
疲れてきた頃でしたが、
ああ、この大会には「東北に元気を!」と冠がついたんだったなあと思い出し、
完走しなきゃ!と思いを新たにしつつ、ここでゼリー状の栄養補給食をチャージ!
…制限時間ギリギリなので、効果があったよ!とは言えませんが、
ここでアレを!というものがウェストポーチに入っているのは心強いなあと。
ここが11kmくらい。
そしてゴールまではひたすら自分との戦いです。
17、8kmになると、アップダウンとの攻防にやられて歩く人が目に付きます。
諦めちゃった人たちです。
もう制限時間には間に合わない、と。
私も19kmあたりがキツかったなあ。
でも、あと2km弱じゃん、と。
最後の上り坂が終わったとき、この下りはどうなってもいいから思いっきり走る!と思って、距離を稼いで、
でもあと少し!と応援してくれる人たちがえんえん続くんですよ。
えー!あと少しって具体的にあと何百メートルなの!
と言いたい。ゴール近くには「あと500m」の表示を出してほしい私です。
無事、フィニッシュ!!
完走できたひとの清々しい顔。
みなさま、お疲れ様でした!