9/27に終了した《ヱヴァンゲリヲンと日本刀展》岩手県民会館の展示内容です。
《ロンギヌスの槍》は長大さも、刃の紋様も、捩れ加減も見れば見るほどすばらしいのですが、
ロンギヌスというのが磔刑にされたイエス・キリストの脇腹を刺して死亡を確認した槍で、その槍を刺したローマ兵の名前、ロンギヌスから《ロンギヌスの槍》と呼ばれている、というのはたったいま知りました(笑)。
このキュルキュル捻れた柄と二股の槍の表面に浮かび上がった紋様も見所です。
綾波レイ仕様の大太刀です。
ディティールをもっとゆっくり見るのには台が低すぎるのではないかと感じました。
せっかくの贅と技を凝らした日本刀ですから、販売の世界でいう、ゴールデンラインに展示してくれればと思いました。
こちらは刀子。ヱヴァンゲリヲンの5人のパイロットとヱヴァンゲリヲンがイメージされた小刀ですが、こちらも凝った造りで、ディティールとキャプションを見比べて楽しみました。
渚カヲル仕様の太刀です。
この柄のデザインの見事さ。
渚カヲルといえば主人公である碇シンジとのピアノの場面を思い出します。
渚、碇、(綾)波、(惣)流、(真希)波、みな海を連想させる名前です。
戦艦の名前から取られたというものもあり、劇場版しか見ていない(息子はYouTubeでテレビ版も研究に余念がないのですが)私には、やはり松本零士の《宇宙戦艦ヤマト》があったから、《ヱヴァンゲリヲン》ができたのかなーと考えたりします。《ヱヴァンゲリヲン》には、多くの懐かしいアニメの影響やパロディを感じるのですが、
《劇場版ヱヴァンゲリヲンQ》の次に来る物語がどうなってしまうのか、観客の期待など木っ端微塵に裏切って、驚愕させてほしいと思っています。