ニキ・ド・サンファル展、予想以上でした。
2箇所撮影スポットがあって、特にこの《ブッダ》はニキが影響を受けたというガウディっぽくてすてきだ。
ニキ・ド・サンファル展は映像もあって、ニキ・ド・サンファルの彫刻たちのファッションショーみたいでもあって、
楽しかった。六本木がそういうところなんだけど、外国人のお客さんが目立つようでもあった。
初期の射撃絵画の映像もカッコよかったし、
ニキがガウディに影響を受けていたのも、わ!長崎の西坂教会とリンクした、って感じ。
ガウディについて、私は2年前まで名前しか知らなかったんですが、
井上雄彦×ガウディ展(森美術館)を見て、井上雄彦さんの描いたガウディのマンガもよくて、
ガウディ的なものに惹かれるようになったんでした。
いっこ知識を仕入れると、いろいろ繋がってゆくなあ。ここから真面目に勉強して、と思うけど、なかなか机の前に座っていられない性質でして。
展示の最後の《翼を広げたフクロウの椅子》。
1999年だから、ニキの亡くなる3年前の作品ですね。
フクロウといえば愛と知恵の女神ミネルヴァの化身ですよね。
美術館に女性のお客さんが多いのはいつものことですが、
一人で来て、対峙するように作品を見つめている人が多いように感じました。
『ニキとヨーコ』を買ってみました。
ニキ美術館も見たかったけれど、イタリアにニキ・タロットガーデンという公園があって、1日数時間だけの開館なんだそうですが、
ガウディの遺伝子が芽吹いた感じで楽しい。目を奪われる。映像も何箇所かあって、音声ガイドは借りなかったのですが、
それだけで充分伝わるなあと。
さて、もう1箇所くらい見て帰れるかしら。