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主人公、焔燃(ほのお・もゆる)君の通っている大学は、大作家藝術大学、彼はその映像学科に所属しているのですが、

おなじ1年生ながら、学校のアニメコンペティションで会場の喝采をかっさらった作品がありました。

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どうせゆるいアニメファンのあいつのつくった、ペーパーアニメなんか大したことないだろうと
上から目線で批評してやる気満々だったホノオくんが顔面蒼白。

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完璧にやられてしまったの図。

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あいつ、庵野秀明の会心の笑み(たぶんホノオ君の心象風景です)。

BGMのチャカチャカした音楽はなんだったんだろう、と思ったホノオくんの友達が、
あの音楽がなんだったか知っているやつを紹介してやるよ、と引き合わせてくれたのが、




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タムタム君。田村君でしょうか。タムタム君に「怪獣大戦争」やで!といわれて、焦るホノオくん。

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マンガについてもアニメについても、一家言あり、自分の目利きには自信があったのに、
それすら打ち砕かれたの図。

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しかし、このマンガのいいところは男の子同士の友情や仲間意識(や嫉妬や足の引っ張り合いもあるけど)が楽しく描かれているところ。

タムタムはいいやつでした。

そして当時の状況を思い出した私でした。私の家ではビデオなんか85年くらいまで入ってこなかったから(就職した弟が帰省したときに実家にビデオがなくてヒマだから、と買った)

もっぱらカセットに録音。もちろん生活音はいりまくり(笑)。ホノオ君が大学1年のころは高2で、

ブルジョワジーはアニメのイメージテーマのLPを何枚も所持し、エアブラシなんていう、私にはなににどうつかうかもわからない飛び道具をもっていましたなあ。


DVDが雑誌の付録に簡単につくようになる時代がくるとは思ってもみませんでしたわ。



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その後、サンデーのゆるゆるの賞金15万円の新人賞でさえかすりもしなかったことがわかり、

マンガもアニメもその知識も、すべてがダメで俺はどうしたらいいんだ!と暴れるホノオくん。


若者の心の中心にあるキングダムも崩壊して、傲慢な王様が自信を取り戻すのにはなにかが
必要なようだった。


シュワッチ!