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兵庫県立美術館で開催中の《舟越桂展》で見た

『二百年の子供』の挿画の中の一枚。



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津田梅子なんですが、

6歳で海を渡った少女の顔を描いて、失敗したなと擦ったら、思いがけない、いい顔になった、ギャラリートークでそんなお話を伺って気になっていた『二百年の子供』大江健三郎著。

大江健三郎さんの本は高校時代に全集があって、何冊かよみ、

私は美少女好きなので(自分が12、3歳の頃からもう40年のキャリアだ。誰にもなにも言わせない)佐伯日菜子さんが出てる『静かな生活』をビデオで見て、原作も読んだ、くらい。


文体が好みじゃないのでベストセラーも話題作もノーベル文学賞も読んでいない大江健三郎。ほんっとーにすみません。

伊丹十三さんの本を先に読んでいたので、

かなりあとまで、大江健三郎さんの長男は「戸祭」だと思っていた…伊丹さんにとっては初めての甥っこですから、電話で子どもが出来たと聞いて、じゃあ男の子だったら戸祭だな、と言う場面があるんです。

大江戸祭。

いまだったら、

祭くんも祭ちゃんもいそうな名前ですけどね。


最初の方に、

「森の家」は、真木が障害を持って生まれたのを知って、おばあちゃんがふたりで暮らそうと建てた家だ。

とあって、

いつもの大江健三郎の本よりすんなり中に入れた。真木は両親とそれから妹や弟たちと暮らし、おばあちゃんが東京の家を訪ねてくるようになったんですが。

絵についても一揆についても、障害についてもいろんなことを連想してしまって、

どんな内容と言われても説明できないけれど。