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塚本晋也監督のサイン。煙草の煙が「塚本晋」で、「也」からにゅーっと監督の自画像になっている。明治の画家が描くひょろっとした落書きの線みたい。


きのうの盛岡フォーラム先行上映《野火》のあと、

塚本晋也監督のサイン会があり、

トークで映像がメインのパンフレットと、脚本も収録されているし、第2次大戦を地理と時間軸でまとめたものも入っているという書籍の紹介があり、


カウンターで両方買ってしまいました。私の前の女のひとも両方だったので、思うことは同じねーと。


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もうこの絵だけで1000円だ。

しかも読みでのある活字のつまった内容なのよ。
(所詮私はケチだ)

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映画の中の青い海や強い陽射しはなくて、暗い画面が多かったけれど、いい写真ばかりだった。



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役者としてもすばらしかった。低予算問題もあったと思うけれど自分で演じなければ何十年の思いを消化しきれないというところもあったのではないか。

塚本晋也監督の何十年来のファンだという方も多いと思い、

当日じつは監督が主演も撮影も脚本もやってたとは!と知って驚愕!なんて私には憤りを覚えるかもしれないと思う。すみませんでした


プロフィールに水木しげるのマンガを映像化したことも書いてあったので、やっぱり水木しげるの戦争マンガも読んでいるはずだ!という勘は当たっていたとよろこぶ。

ほかの作品も見たいというより、《野火》があまりによかったので、

ほかの作品を見るのはもっと先にして、むしろ大岡昇平の『レイテ戦記』や『俘虜記』をよむほうがこの監督を知ることになるんじゃないかと思う。