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当時、『なかよし』と『りぼん』、『少女フレンド』と『少女コミック』『マーガレット』『花とゆめ』などという
雑誌がありまして、いまもあるんだけど、

当時は雑誌の名前とカラーと作家がくっきり分かれていた気がします。

私は『りぼん』で『別冊マーガレット』で『花とゆめ』で、中2からはこれに『LaLa』が加わり、
懐具合はつねにいっぱいいっぱいだった。『りぼん』はおもに近所の床屋さんのところで読んでいました。

私は大人っぽい『りぼん』の、特に一条ゆかりと弓月光がすきで、土田よしこのギャグもすきだった。

しかし、一条ゆかり、ええなあ、と思っていたころ、『りぼん』には乙女チック路線が吹き荒れ、
大人っぽい路線だったマンガ家たちより、乙女チックが台頭してきたのでした。という事情は
最近知ったんですが。

細い線がすきだったけれど、乙女チックは私は全然わからなくて、
二十歳頃よんだ、高野文子の『絶対安全剃刀』に、

「かわいっていうのはね、変形八の字まゆ、ベロだし、そしてのどちんこをハートに変形させちゃうのです♪」

というセリフに爆笑したものです。

読んではいなかったけれど、それって乙女チックの絵柄の話だよね、と思った。
高野文子さんの毒がすきだった。今回の展覧会には高野文子さんも一条ゆかりさんも弓月光さんも登場しないのですが。


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そして田中圭一さんの着眼点、陸奥A子と山本直樹をならべていますよ。
均質な細い線が作り出す空気感ということについて。


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当時の付録や雑誌など。

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陸奥A子のマンガのイメージは、さだまさしの「雨やどり」だったなあ。


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展示室の雰囲気はこんな感じ。

回遊しやすかった。

もっと混んでいるかと思っていたんですが、わりに空いていて、きもちよく
泳げた感じ。



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田中圭一さんのこのコラム、ほんとうにもったいないくらい、よかった。

私はマンガもすきだけど、マンガをすきでそのことについて書かれた文章もすきなので、
撮影しつつ、原画を見て、文章を読み、いろいろ忙しかったが楽しかった(笑)。


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マンガはすきだったけれど、読んでいないマンガもあるし、この展覧会には
出品されていないマンガ家さんも多いし、

それやこれや、

もう少し落ち着いたら(まだ荷物が片づいていない…)読もうと思ったマンガたちを
読みたいと思います。