{801F799E-1CCC-41DD-9020-BC12D61339CA:01}



私はいま空港の出発ロビー前に立っている。

あれからANAのお姉さんが空港で待っているタクシーのドライバーさんたち、長崎からいちばん速く空港に来てくれそうなタクシー会社は?と聞いて、その会社に交渉し、

ついにあるタクシー会社が引き受けてくれたんである。長崎県美術館の 受付のお姉さんも業務外時間なのに待っていてくれる。

そして、

ドライバーの方から電話があり、

9:05に着くと思うので出発口で待っていてくださいと。

緊張と感謝で目から何かが飛び出しそうである。

みなさん、なんていい人なんだ!
ドライバーさんも無理をさせて本当にかたじけない。

そして、



{31DCB954-F7AE-4A7B-8CF8-0A64F4CDE6D9:01}

ケータイが鳴り、タクシーの運転手さんが手を振っている。

間に合った!

料金は長崎県美術館から空港までの片道料金と高速代だけだった。割増料金を払いたいくらいなのに。

お気をつけて、と見送ってくれたドライバーさん、

笑顔でよかったですね、と言ってくれたANAのお姉さん、

ありがとうございます。

美術館のお姉さんからはタクシーの方にいま託しました、という電話をいただき、お礼は申したのですが、

ほんとうにみなさんにもう一度お礼を言わなきゃ、と思う。


キャリーケースを空港に届けてもらった気持ちはとても言葉では言い表せない。

また長崎に来ようね、と息子にいわれる。
来ようと思う。

長崎の夜景も精霊流しも五島も、きっといつか。