あれからANAのお姉さんが空港で待っているタクシーのドライバーさんたち、長崎からいちばん速く空港に来てくれそうなタクシー会社は?と聞いて、その会社に交渉し、
ついにあるタクシー会社が引き受けてくれたんである。長崎県美術館の 受付のお姉さんも業務外時間なのに待っていてくれる。
そして、
ドライバーの方から電話があり、
9:05に着くと思うので出発口で待っていてくださいと。
緊張と感謝で目から何かが飛び出しそうである。
みなさん、なんていい人なんだ!
ドライバーさんも無理をさせて本当にかたじけない。
そして、
間に合った!
料金は長崎県美術館から空港までの片道料金と高速代だけだった。割増料金を払いたいくらいなのに。
お気をつけて、と見送ってくれたドライバーさん、
笑顔でよかったですね、と言ってくれたANAのお姉さん、
ありがとうございます。
美術館のお姉さんからはタクシーの方にいま託しました、という電話をいただき、お礼は申したのですが、
ほんとうにみなさんにもう一度お礼を言わなきゃ、と思う。
キャリーケースを空港に届けてもらった気持ちはとても言葉では言い表せない。
また長崎に来ようね、と息子にいわれる。
来ようと思う。
長崎の夜景も精霊流しも五島も、きっといつか。