土曜の夜より、金曜の夜のほうがうれしい、
これは小学校からずっとそうでした。
だって、土曜は午前授業だし(昔はそうでした)、学校が終わって家に帰ったら市立図書館に行って、
本を返して借りるんだ!
(それがどうしてあんなに授業に身が入らないくらいウキウキだったのかがわからない)
借りて帰ってきたら、夕方からはアニメ!
アニメが終わったら「お笑い頭の体操」(巨泉司会なのは後番組の「クイズダービー:」と一緒ですが、アコーディオンというのをこの番組で覚えた)
そして「8時だヨ!全員集合」。
両親がゆるしてくれれば、その後の「キー・ハンター」(Gメン75の前はキーハンターだったのだ。ちなみに覚えていない人も多いかもしれないけれど、アイフル大作戦というコメディタッチのスパイものもあったのだった。あまり評判がよくなかったのか、半年くらいで終わったけど)も。
テレビと本しかないといえばそうなんだけど、前日の夜から、いや、金曜日の午後からもうワクワクしていたかも。
その名残がいつまであるのか、人生もとうに折り返しになって(いつのまにだ!)いる私ですが、
オバケのように試験も学校もなんにもない、のにもかかわらず、
あしたは学校が休みだ!といううれしい気分はいまでもあり、
息子が浮かれるのはわかるが、私が浮かれてしまうのです、いつも。
金曜の夜だ~あしたは自由だ(いつも自由ではないか)、わーいわーい、
点字の読み方課題を気が済むまでやってもいいんだ!とか、
石井桃子の本をよみふけるぞ!とか、
まあやっていることは小学校からあまりかわりません。
テレビを見なくなったくらいかな。テレビは見ないぞ!とか思っているわけじゃなくて、
きょうも見たいと思っていた番組はあったんだけど、
気が付けば終わっている(笑)。
それもいいか、と思ってしまうのが子どものころとの違いですね。
昔は見たいテレビ番組を父のプロレス鑑賞、野球鑑賞、祖父の相撲鑑賞によって妨害されることが多く、毎回全身で泣いたよ。いまとちがって録画もできないし、YouTubeなんてないもんね。
そしてウキウキとしているのはいいのだが、
年齢は確実に折り返しのひとなのであって、
睡魔が予想よりはやくやってくるのであった。チーン。