少し前に(と言っても冷静に考えたら先週の火曜日だ。あまりに1週間が濃くて1ヶ月くらい昔に感じる。私も長くないな)国立近代美術館でみた、
舟越直木さんの《Moon》と《Monday》(いずれも2006年)。
材質は石膏、スタッフ。
石膏に石膏を積み上げる手法でつくられていて、強度を確保するために、
スタッフを入れている…ってスタッフとは、
《石こう型を取る時、石こうを補強するために入れる天然繊維石膏補強材です。石膏型の裏面に塗布します。繊維状になっているので石膏に良く絡みます》
だそうです。
抽象的なドローイングのつぎに石膏の目鼻のない彫刻があって、ブロンズになったのかなあと辿って考えるのはおもしろいです。
去年、《三沢厚彦ANIMALS2014》と《舟越保武展》を見て、
彫刻家のドローイングということについて、ずっとというと嘘になりますが、
時々、考えています。