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岩手県立美術館の常設展第2期展示、セカンド・インパクトは舟越直木さんの新収蔵作品でした。


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舟越桂さんの木彫が最初にいいな~と思って、

去年、大きな回顧展があって舟越保武さんの石彫に目が開き、


舟越直木さんについてはまだなにも知らなかったんです。

80年代~90年代に描かれたドローイングの抽象的な形態がひたすら謎で、




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こういう彫刻を作ろうとしていたのかなあ。

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アメーバのような、と学芸員の方が表現していて、膝を打ったのですが、
その後また人物のドローイングに戻るそうです。

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ドローイングと一緒に展示されているのは、

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《髪飾りをつけた少女》(2012、ブロンズ)。

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中が空洞になっていて、顔に目鼻は認められない、不思議な作品です。

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少し前に(と言っても冷静に考えたら先週の火曜日だ。あまりに1週間が濃くて1ヶ月くらい昔に感じる。私も長くないな)国立近代美術館でみた、

舟越直木さんの《Moon》と《Monday》(いずれも2006年)。




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材質は石膏、スタッフ。

石膏に石膏を積み上げる手法でつくられていて、強度を確保するために、

スタッフを入れている…ってスタッフとは、


《石こう型を取る時、石こうを補強するために入れる天然繊維石膏補強材です。石膏型の裏面に塗布します。繊維状になっているので石膏に良く絡みます》


だそうです。


抽象的なドローイングのつぎに石膏の目鼻のない彫刻があって、ブロンズになったのかなあと辿って考えるのはおもしろいです。

去年、《三沢厚彦ANIMALS2014》と《舟越保武展》を見て、

彫刻家のドローイングということについて、ずっとというと嘘になりますが、

時々、考えています。