一昨日見たお芝居の中に、
「サブロクを一人で運べる女なんて、」という演劇男子同士の会話がありまして、
あ、サブロクね、あれね!とわかってうれしかった。
私と息子以外はおそらくほぼ演劇関係者(高校の演劇部とか大学の演劇部含む)で
埋められていたような場内でしたが、おかげでこの時の笑いにはついていけたわ。
コモンセンスって差別の笑いだと思うわー、ま、いいけど。
『犬神もっこす』全5巻 西餅(モーニングKC)
こないだまで「週刊モーニング」(講談社)に連載されていた『ハルロック』が
すきで、連載も終わってしまったので西餅さんのまえに『モーニング』でたまに読んでいた
あのマンガ(当時は毎週よんでいなくて、「きのう何食べた?」があるときだけ買っていました)が
読みたい、となり、Amazonで中古をとりよせました。書店になかったんだもの。
犬神くんは大学1年生で、見た目の通り真面目でかたい性格です。
しかし真面目というにはどこかシュールなその言動から目が離せない。
私が最初に『犬神もっこす』に瞠目したのは、くまモンファンの犬神くんが
(犬神くんはいま福岡の大学生ですが、出身は熊本です)くまモンと同僚になり、
(くまモンは公務員ですから)ドライブすることになって、という妄想からです。
その後、月に一度くらいの割合で読んでいたら、お芝居にでることになった犬神くんが
だんだん変わってきて、しかし月に一度しか読まないので、次にモーニングを買ったら連載は終わっていた…。
ということで5巻一気に購入して読んだわけです。
お芝居を観るようになったのはここ数年のことなので、いろいろ勉強にもなり、
おもしろかった。
で、なにもないところに舞台をつくるあの台を平台といい、サブロクとか
ロクロクということもこのマンガで知ったところだったので、
サブロクを一人で持てる女なんて、というセリフに笑ったわけだ。
でもその笑ったのは、
『犬神もっこす』の夏目さん(夏目一葉という強烈に舐めた名前だ)は
ロクロクを本気を出せば3枚持てるんだぜ、ということなんですが。
「ゼンラーマン」の舞台セットには、「3×6」とベニヤに書いてあって、それもなんかリアルでよかったです。