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なまこパン、この形成だと味や気泡や食感はどう変わるのかを知りたかったので、
すこしスライスして味見してみます。すこしといってもパンが大きいので少しじゃないけどね(笑)。

ところがどうしたことでしょう。

フィグ入りのなまこが切れないではありませんか。

ドライフィグはヘタを取って入れているのですが、ヘタがついたままのものがあって、
それがパン切りナイフの侵入をゆるさないのかな?と思ったら。



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えーーーーー!!

パンの中から羽根(パンを練るためのものです)がでてきたーー。


ペロー童話集の「ロバ皮」を思い出すなあ。実の父王からの求婚を
逃れるために醜いロバの皮を被ったお姫様が、うつくしい王子と結ばれる童話ですが、

王子のたべる食事に、王子からもらった指輪を忍ばせて、
王子に私が探していた姫はあなただ、と言わせるというような…。

はしょると物凄く策略家の姫に聞こえるが、

ロバ皮、うば皮、鉢かつぎなど、うつくしいお姫様が継母や父王から逃れるために
醜い姿に身を窶し、それでもいつか王子様に正体を明かしてしあわせになる、というような
お話は世界中にヴァリエーションがあるのでしょうが、

スープの中だったり、パンの中だったり、料理に指輪を忍ばせるという発想がすきですね。



しかしおとぎ話ならともかく、こんなこと、あってはならないですよ。
私のようなうかつ者でもこれははじめてでびっくり。


ふつう、生地を取り出すときに羽根も一緒に取り出してしまうけどなあ。

あーでもまるごと冷凍していたら、あれ?羽根どこに行ったの?とずっと探し続けることに
なっていたことでしょう。よかったよかった。

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試食してみましたところ、

どちらも小さく形成するより、クラストは厚く、クラムはしっとりしつつ、気泡が大きく、
なにに似ているかといえば、がんづきかなあ。



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胡桃のほうは、クラストはやや固めだけど、クラムはよりしっとりしてきめ細かくて、
たべやすかったです。

ということで、大きくまとめて焼いてもイケルことが判明しました。

めでたしめでたし。